披露宴の司会は、宴会部長?

司会者

披露宴といえば、司会者は欠かせない存在。 司会者によって、披露宴の雰囲気も、かなり変わってしまいます。 だからこそ、普段の飲み会などで、その場を大いに盛り上げてくれる人、いわゆる「宴会部長」にお願いすれば、安心して任せられる、そう思うかもしれません。 しかし、その宴会部長、本当に大丈夫なのでしょうか? 宴会部長と言われる人には、2通りのパターンがあります。 1.自ら率先して盛り上がるタイプ 2.周りの人たちが盛り上がるのを サポートするタイプ 一見、1番の方が良いように思いますが、選ぶなら、絶対に2番です! なぜ1番がダメなのでしょうか? いえ、ダメだと言っているわけでは、決してありません。 ただ、1番のタイプは、多くの危険を伴う可能性がある、ということなのです。 多くの危険とは、どういうことでしょうか? 【司会者だけが盛り上がっている】 披露宴は、飲み会の席とは違います。 ほとんどの出席者は、初対面です。 司会者のノリが良すぎて、司会者自身が盛り上がってしまうと、多くの出席者はついていけません。 そして、このような人の場合、会場が盛り上がっていないと感じると、「ヤバい、もっと盛り上げなくちゃ」と、さらに自分が盛り上がってしまうのです。 こうして、出席者と司会者に温度差が生まれ、やればやるほど、その差は大きくなってしまいます。 【酔っ払ってしまう】 気合をいれるため…などの理由をつけて、披露宴前にお酒をガブガブ飲み、ヘロヘロな状態になってしまう人がいます。 そもそも披露宴は、乾杯までの「披露式」と、乾杯後の「披露宴」の、2部構成となっています。 そして「披露式」の部分は、「式」というくらいですから、本来は厳粛におこなうべきものでした。 ところが最近は、媒酌人を立てるケースも稀になり、オリジナルのご披露宴が多くなって、「披露宴」「披露式」とは言わず、「ウエディングパーティー」などと、表現する会場も増えているようです。 つまり、格式を重んじる人が、少なくなったということでしょうか。 しかし、時代が移り変わっても、披露宴には、ご年配の方々も多く出席しています。 最初から酔っ払っている司会者、決して好ましいとは思えません。 【スタッフと打ち合わせをしない】 「スタッフとの打ち合わせなんて、 必要ない!」 「面倒くさい!」 そういう人、実際にいるんです。 ノリが良ければ大丈夫、盛り上げればいいんでしょ、そういう感覚なんです。 打ち合わせを入念におこない、しっかり確認しても、ミスが生じてしまうこともあります。 打ち合わせしないで、滞りなく進行できるとは、とても思えません。 音響さん・照明さん・カメラマンさん、いろいろな業種の方との連携も必須です。 打ち合わせができなければ、キャプテンや会場係だけでなく、多くのスタッフに、迷惑や負担がかかってしまいます。 素晴らしいご披露宴にするためには、しっかりとした打ち合わせは、絶対に必要です。 【お客様になってしまう】 ゲストテーブルの友人たちと、大いに盛り上がっている人がいます。 どこかに行ってしまって、司会席に帰って来ない人もいます。 いつ、何があっても、冷静かつ速やかに対応すること、それは大事な使命の一つです。 司会を引き受けた以上、お客様ではなく、スタッフの一員であるということを、忘れないでいてくれる人が求められます。    ♡ 宴会部長だから、任せて安心、その考え方は、必ずしも正しくない場合があると、おわかりいただけたでしょうか。 普段はおとなしく控えめな人が、素晴らしい司会をされることも、少なくありません。 良い披露宴にしてあげたい、ただただそういう想いから、しっかりと準備をし、わからないことは、スタッフにきちんと確認し、何事も決してあやふやにしない。 自分が盛り上がるのではなく、新郎新婦やお客様をたて、みんなが心地よく楽しく過ごせるよう、陰で努力し支える。 そのような、謙虚で真面目な人ほど、司会者に向いている…、私にはそんな気がしてなりません。 あなたは、披露宴の司会に、誰を選ぶのでしょうか?  ※私個人の意見であり、  人によって考え方や意見に、  違いがありますことを、  ご理解ご了承ください。  なお、  本文中に記載の通り、  宴会部長と言われる人たちを、  全て否定するものでは決してなく、  多くの人は、  大盛会・大成功をおさめていることと、  承知いたしております。  誤解なきよう、お願いいたします。続きを読む

披露宴の余興、ビデオ上映に注意!

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披露宴の余興として、映像を作ってきてくださるご友人も、多くなりました。 素人さんでも、とても素敵に作られているものが多く、凄いなあ…って感心してしまいます。 でも、ほんの少しだけ、気を付けたいこともあります。 その映像、誰もが喜んでくれる作品に、仕上がっていますか? 心を込めて作った映像、しかし、こんな想いをさせてしまうことって、とても多いんです。 【新郎あるいは新婦だけ?】 例えば、新郎側の余興だった場合… 映像に登場するのは、新郎関係者のみに、なりがちです。 新郎側の友人が作るわけですし、新郎側の余興ですから、それはそれで、仕方ないことかもしれません。 でも、新婦の気持ち、そして、新婦友人の気持ちは、ちょっぴり複雑です。 新郎友人たちからの、お祝いの言葉を集めた映像なら、特に問題はないかもしれません。 でも… 新郎と仲間たちとの思い出写真、新郎恩師へのインタビュー、懐かしい場所の映像、 そして、 新郎側だけの、ご両親・ご兄弟へのインタビュー そのような内容だったとしたら、どう感じるでしょうか? 「何で新郎だけ?」 そう思ってしまうものも、無理はありません。 「新婦側の映像、 私たち作ってあげなかった…」 そう感じる人もいるでしょう。 「私たちも娘に一言、 言ってあげたかった」 ご両親のお気持ちも微妙です。 【長すぎる】 制作者がプロではない場合、どうしても映像が長くなりがちです。 良いところだけを切り取り、テンポよい映像に編集できるのは、プロの技があるからこそなのです。 言葉も聞き取りづらい、文字も読みにくい、そんな映像が長く続くと、ダラダラと間延びした印象となり、見ている人も飽きてしまいます。 本人とその関係者は、楽しくて懐かしいかもしれませんが、多くの人にとっては、そうでもない…と、なってしまう可能性があります。 いわゆる「身内ウケ」です。    ♡ そんな心配を払拭するために、細やかな気配りをしてくださるご友人も、勿論たくさんいます。    ♡ 新郎は沖縄県のご出身で、結婚式・披露宴は、東京でおこなわれました。 さすがに友人全員を、沖縄から招待するのは難しいと考え、友人たちと相談した結果、代表で2名だけ、出席することとなりました。 そして、余興で映像を上映したのです。 沖縄の美しい風景をバックに、友人たちからの、温かなメッセージが続きます。 恩師のメッセージもありました。 出席できなかった、お祖父様・お祖母様のメッセージまで。 それじゃあ、最初に書いたパターンと、全く同じでは? はい。 しかし、一つだけ、工夫が凝らされていました。 それは…全員のお祝いコメントの中に、必ず新婦に向けてのメッセージが、加えられていたのです。 「◯◯さん、 彼から写真を見せてもらいました。 美しくて、びっくりしました。 彼には勿体ないと思います」(友人) 「僕たちは◯◯さんの味方です。 彼が大切にしてくれなかったら、 ◯◯さんに代わってお仕置きしますから、 いつでも言ってください」(友人) 「頼りない彼だと思いますが、 ◯◯さん、 よろしくお願いします」(恩師) 「孫が増えて嬉しいです。 ◯◯さん、 早くお会いしたいです」(祖父母) などなど… 全ての人が、「◯◯さん」と、必ず新婦の名前を呼んでくれたのも、温かな心遣いでしょう。 お二人の新婚旅行は、沖縄に決まっていました。 その時に会えることを、楽しみにしてくれている気持ちも、ちゃんと伝わってきました。    ♡ 人の心って、本当に微妙、かつ、複雑なものです。 人の心を動かすのは、ほんのちょっとの、言葉や行動、心遣いなんです。 余興に映像を作成してあげること、それも心のこもった素敵な贈り物です。 しかし、あとほんの少しの思いやりをプラスすることで、何倍も、何十倍もの感動を、生み出すことだってできるのです。 新郎にも新婦にも、そして出席者の皆様にも、もれなく楽しんでいただける… 是非、そんな素敵なプレゼントを、贈ってあげて欲しいと思います。  ※本文中の内容は、  事実に基づくフィクションです。  また私個人の意見であることを、  ご理解ご了承ください。続きを読む

嫁ぐ娘への親ごころ

サプライズ

従姉妹の結婚式直前、花嫁の父である叔父が、こう話していました。 「みんな『おめでとう』って、 言ってくれるけど、 何がおめでたいのかわからない」と。 娘が嫁ぐ日… 父親の想いは、とても複雑なのだと知りました。 嬉しいけど、寂しい…そんなやるせない想い、どうしたら良いのでしょうか? ある披露宴で、お父様が開宴中に、メモを持って来られました。 くちゃくちゃになった紙に、ぎっしりと文字が書かれていました。 「これ、テキトーに、 言ってもらえませんか?」と。 そこに書かれていたのは… 娘が生まれた時の想い、成人式を迎えた時の想い、彼を紹介された時の想い、そして、今日家を出る娘を、見送った時の想い…でした。 こんな大切な想いを乗せた言葉を、テキトーになんて、ご紹介できないと思いました。 開いては閉じ、また開いては読み返し、そして、握りしめ… それで紙は、くちゃくちゃになってしまったのだと、想像できました。 お父様に、こうお伝えしました。 「お父様が直接、 お嬢様に伝えてあげてください」と。 お父様は、「もう酔っ払っちゃってるし、 新婦の父親が喋るのおかしいし、 本当にテキトーでいいから… お願いしますよ」とのお返事。 でも、このお父様なら大丈夫と判断し、私は強行手段に出ました。 新婦のお色直し退席時、エスコート役のお父様が、高砂前までお越しになりました。 新婦も高砂席から、お父様の近くまで移動されました。 その瞬間、お父様に、先程の紙とマイクを渡し、「お願いします。 頑張ってください」と囁きました。 一瞬、睨まれた…?かも知れませんが、覚悟を決めたのか、お父様は、マイクをぎゅっと握りしめました。 そして、一言ひと言噛みしめるように、メモを読み始めました。 東北地方のお国言葉で…    ♡ お色直し退席後、お二人を追いかけました。 無茶振りを、お詫びするために…。 すると扉の外で、お父様と新婦は号泣していました。 お母様もご一緒でした。 お声を掛けられずにいると、私に気付いたお父様は、私の手をしっかりと握り、泣きながらこうおっしゃいました。 「ありがとう。 本当に、 ありがとうございました…」と。    ♡ 「大きくなったら、 パパのお嫁さんになる!」 そんな嬉しいことを言ってくれた娘。 でも、パパのお嫁さんになんて、絶対になれるはずないのです。 そんなの、誰もがわかってること。 わかっているけど、寂しいんです。 彼はいい人だけど、パパ自身じゃない。 本当に幸せにしてくれるのか、心配なんです。 おめでたいことだけど、おめでとうって言えないんです。    ♡ 新郎新婦の新たなスタートの日は、新郎新婦のご両親にとって、一つの修了式でもあります。 寂しい気持ちが湧き上がっても、何ら不思議ではありません。 それほど愛してきた、可愛い息子・娘の、巣立ちの日なのですから… でも、その想いを伝えることができたら、心の底から、「おめでとう」の言葉が、湧き上がるかもしれません。 寂しい気持ちも、ちょっぴり和らぐかもしれません。 そしてきっと、大切な息子さん・お嬢さんにとって、素晴らしい巣立ちの日になることでしょう。  ※本文中の内容は、  事実に基づくフィクションです。続きを読む

笑いあり涙あり、披露宴の子どもたち

出席者

どんな名俳優・名女優でも、子どもにはかなわない…そう言われています。 披露宴でも、子どもたちの可愛らしさは、時に、笑いを誘い、時に、涙を誘うことも。 無邪気な子どもたちが繰り広げた、披露宴でのエピソードを、ちょっぴりご紹介します。 【緊張しちゃった?】 披露宴でよくおこなわれる、お子様からの花束贈呈。 その日登場してくれたのは、新婦のお姉様のお嬢様、5歳。 小さな花束を渡したら、「おめでとう」って言って貰えるよう、お姉様にお願いしておきました。 お色直し中の時間に、一生懸命練習してくれていました。 そして、いざ本番。 花束を渡したところでマイクを向けると、実に堂々と、しっかりした口調で、お祝いのことばを言ってくれました。 「お誕生日おめでとう!」    ♡ 【あまりの嬉しさに…】 同じく、お子様の花束贈呈シーン。 新郎のお兄様のご子息。5歳と6歳。 花束を贈呈すると、新郎新婦から、大きな包みのプレゼントが、二人に贈られました。 マイクを向けると、「おめでとう」ではなく、「ありがとう」と…。 そして引き続きおこなわれた、新郎新婦との写真撮影。 しかし、カメラマンさんのお声がけも、お兄様ご夫妻の言葉も、全く聞こえていない様子。 床にペタンと座り、2人は黙々とプレゼントの包みを、開け始めたのです。 包みから出てきたのは、欲しがっていたラジコン・カー。 二人は大喜びです。 包み紙と箱をそこに放り出したまま、ラジコンカーを抱きしめ、新郎新婦に向かって大きな声で、「ありがとう!」そう言って、走り去って行きました。    ♡ 【サプライズ】 新婦は幼稚園の先生。 妊娠したこともあって、3月いっぱいで、寿退職されました。 披露宴には、園長先生をはじめ、先輩・同僚が出席していました。 そして、お色直し入場のあと、一番最初の余興が、同僚のエレクトーン演奏でした。 会場が暗くなり、スポットライトに包まれながら、演奏が始まりました。 「思い出のアルバム」作詞 増子とし 作曲 本多鉄麿 1番の演奏が終わりました。 そして、2番に入った瞬間、会場が、パッと明るくなりました。 と同時に、歌が始まったのです。 「春のことです 思い出してごらん あんなこと こんなこと あったでしょ ぽかぽかお庭で 仲良く遊んだ きれいな花も 咲いていた」 そこには幼稚園の園服を着た、つい先日巣立って行ったばかりの、教え子たちの姿が…。 赤いバラの花を1本づつ持ち、大きな声で、一生懸命歌っています。 新郎も新婦も、このことは全く知りませんでした。 同僚と、保護者が連携し、ホテルのスタッフと内密に進めた、サプライズだったのです。 歌が終わると、教え子たちは新郎新婦の元に行き、女の子は新郎に、男の子は新婦に、赤いバラを渡し、お祝いの言葉を…。 「先生、おめでとう」「先生、ありがとう」「元気な赤ちゃんを産んでね」「赤ちゃん、可愛がってあげてね」「先生、赤ちゃんが生まれても、 僕たちのこと忘れないでね」    ♡ 子どもたちの行動や、子どもたちのたった一言が、人を楽しませたり、笑わせたり、感動を与えることができる…。 まるで、魔法使いのようです。 どんなに素晴らしいスピーチでも、純粋、無垢な子どもたちには、やっぱり、かないそうもありません。  ※本文中の内容は、事実に基づくフィクションです。続きを読む

披露宴の出席人数、両家のバランス気になる?

出席者

披露宴では、新郎側・新婦側のバランスを、気にする人も多いようです。 ・出席者の数・プロフィール紹介・主賓祝辞・スピーチ・余興の数などなど。 果たして、バランスって、どこまで重要なのでしょうか? そして出席者は、どこまで気にしているのでしょうか? 今回は、出席者数のバランスに、注目してみたいと思います。 「バランス」あなたは、気になりますか? バランス問題で、最初に発生するのが、「出席者の数」でしょう。 招待状をお送りする時点で、頭を悩ませている人が、大勢いるようです。 新郎側と新婦側の出席者、その数合わせは不可能に近いケースも、珍しくありません。    ♡ 【家族・親族の数】 例1父 一人っ子母 一人っ子祖父母の出席無し このケースでは、身内の参加は両親2人だけになります。親族無しということです。 例2父 3人兄弟母 3人姉妹兄 妻と子供3人姉 夫と子供3人祖父母2×2=4人 このケースの場合、上記だけで16名になります。 そこに、両親の兄弟姉妹と配偶者を合わせると、24名になるわけです。 もしも、例1の人と、例2の人が、結婚したとしたら… 両親・親族の出席者は、2名 VS 24名というわけです。 更にその家系のしきたりによって、従兄弟とか、祖父の兄弟とか本家とか…招待しなくてはならない親族は、限りなく増える可能性もあります。 少ない方に合わせた場合は2人です。 例2の祖父母も兄弟も、出席できないことになります。    ♡ 【仕事関係の出席者数】 新郎新婦ともに、一般的な会社に、正社員として勤務している場合は、比較的バランスが取りやすいでしょう。 しかし、・どちらかが経営者、・どちらかが契約社員やフリーター、・フリーランサーなど特殊な職業、・新婦はすでに寿退社、などの場合は、バランスを取るのがとても困難です。 職種によっても、関わっている人の数に、かなりの違いがあるはずですから、出席者数にも当然影響します。    ♡ 【友人の出席者数】 ごくわずかな友人と、深くお付き合いしている人もいれば、広い交友関係をお持ちの人もいます。 遠方出身の人は、宿泊費・交通費の負担を考えると、招待できる数に、限りもあるでしょう。 親族や仕事関係よりは、人数を合わせやすいかもしれませんが、最も出席して欲しいのは、やはり友人。 そう考えると、少ない方に合わせるのも、難しい気がします。    ♡ 【両親知人の出席者】 両親が、地元の有力者、会社経営者などの場合、両親関係の招待者も加わることが、少なくありません。 これも、両家、数を合わせるのは、難しいことが推察されます。 などなど…    ♡ そもそも、招待者のバランスに拘っているのは、誰なのでしょうか? 新郎新婦?両親?親族?出席者? 新郎・両親・親族は、体裁とか見栄とか、そのような理由から、気にする人も多いかもしれません。 では、出席者はどうなのでしょう? 例えば、あなたは席次表を、どうご覧になりますか? 新郎側の出席者何人、新婦側の出席者何人って、数えますか? 出席者の肩書き、すごいなあ〜、出席者300名、豪華だなあ〜、そういう風に思う人は、多いかもしれません。 でも、出席者のバランスに注目する人は、あまりいないのではないでしょうか? そもそも、(手作りのものは別として)一般的な席次表の場合、全く見ていないという人も大勢います。 つまり、一般の出席者は、両家のバランスについて、あまり気にしていないのでは、ないでしょうか? それよりも、人数調整のために、仲の良い友人に出席して貰えなかった、呼びたくない人まで招待することになった、そういうことの方が、残念だと思いますし、心配です。    ♡ どうしても気になる人は、席次表の「新郎友人」「新婦友人」などの記載を、新郎・新婦の文字を取り除き、どちらも「友人」とするだけで、問題が解決する場合があります。 招待したい人、出席したい人が、ちゃんと参加できることが、後悔の無い、素敵なご披露宴になる、第一歩なのではないかと私は思います。 ※本文中の内容は、一般的な披露宴に対する私個人の意見であり、立場や境遇によって見解が異なりますことを、ご理解・ご了承ください。続きを読む

新郎新婦と出席者の温度差(料理編)

出席者

素晴らしい結婚披露宴にしたい、新郎新婦なら、誰もがそう思っているはず。 では、その「素晴らしい」とは、どのような披露宴のことなのでしょうか? 素晴らしい披露宴とは…・出席者に喜んでもらえる・出席者に楽しんでもらえる・出席者に感謝の気持ちが伝わる・新郎新婦が楽しめる・新郎が素敵に見える・花嫁が美しく見える・両親が喜んでくれる…などなど、人によって重点を置くポイントが、異なることと思います。 もちろん、上記のようなこと全てを願う人も、多いことと思います。 しかし、そう願いながらも、素晴らしい披露宴にならなかった、そういう人も、いるのではないでしょうか? 今回は、「新郎新婦」の想いと、「出席者」の受けとめ方は、必ずしも一致しなかった… そんなケースの中から、お料理の選び方に関して、お話したいと思います。 あなたには、出席者の気持ちがわかりますか? あなたが出席者なら、新郎新婦の想いを、察してあげることができますか?とにかく一番大切なのは、ゲストに「出席して良かった」と、思ってもらえること…、 そう、お考えの人が、圧倒的に多いのではないでしょうか。 では、出席者は、どうしたら喜んでくれるのでしょう?    ♡ 悩みどころでもあるお料理。試食会に参加したり、友人や同僚に意見を求めたり、ネットで調べてみたりと、みなさんかなり苦労しているようです。 お料理を楽しみにしている出席者も、多いからでしょう。 しかし、新郎新婦が美味しいと納得し、高額なお料理を選んだとしても、出席者には満足いただけなかった、そんなケースもあります。    ♡ ある新郎新婦は… 新郎新婦の親族は、地方の不便な場所に住んでいる人が多く、こういう時だからこそ…と、フランス料理を選びました。 かなり高額なお料理でした。 あまり食べる機会もないだろうし、きっと喜んで貰えるはず、そう思ったのです。 しかし、あまり召し上がって貰えませんでした。 理由は、「食べたことないし、 味もよく分からない」とのこと。 お箸も用意されていましたが、フォークとナイフが、テーブルにいっぱい並んでいるのを、会場に入った瞬間、目にした段階で、気後れしてしまったようです。 残念ながら、新郎新婦の想いは、全く伝わらなかったということになります。    ♡ 披露宴には、いろいろな年齢層の人が集まります。お住いの地域も違います。 全ての人に喜んでいただくのは、確かに難しい場合もあると思います。 上司・同僚・友人・両親と、幅広い人たちの意見を採り入れ、広い視野で判断されることも、成功のポイントになるかもしれません。    ♡ こんな新郎新婦も… 披露宴の料理なんて、どうせ残す人が多いんだし、値段なんてわからないだろうし、そこにお金をかけるなんて勿体ない。 そう思って、お料理のお値段を、ものすごく抑えてしまったのです。 しかし、お料理のランクって、意外とわかってしまうものです。 案の定、出席者はかなり不満だったようです。 それは新郎新婦の意向であり、ホテル側には何の責任もありませんが、ホテルのスタッフは逐一文句を言われ、最後には、「絨毯(じゅうたん)の色が悪い!」とのお叱りまで受けてしまいました。    ♡ まあ、ここまで酷いケースは稀ですが、お料理に満足いかなかった披露宴は、後々までも、ずーっとそのことを、言われ続けてしまう可能性もあります。 人間って、食の欲求が満たされていると、少々のことは気にならないそうです。 お腹が満たされると、心も満たされる。 言い方を変えると、お料理に満足できないと、他の些細なことにも、不満が生まれてしまうのです。 「食べ物の恨みは恐ろしい」 お料理にかけるお金を少しでも浮かせて、他のことに回そうと考えている人は、十分お気をつけください。    ♡ 今回は、お料理について、お話させていただきました。 お料理は、出席者も期待している、重要なポイントの一つです。 金額の問題だけではなく、出席者全員に喜ばれるお料理を、選ぶことができますように。 本当に難しいものです…。  ※本文中の内容は、  事実に基づくフィクションです。  また私個人の意見であり、  それぞれ考え方が異なりますことを、  ご理解ご了承ください。続きを読む

披露宴の余興、多い方が良い?少ない方が良い?

スピーチ

披露宴のスピーチや余興。 頼む方も、頼まれる方も、悩みが多いものです。 最近は、頼まれる側の気持ちになって、スピーチや余興をお願いしない、そんなケースも増えています。 その一方で、披露宴を盛り上げてくれる芸達者な方々が、大勢出席される場合もあります。 スピーチや余興をしてくれる人が、多すぎても、少なすぎても、悩みのタネになってしまう…。 一番盛り上がる理想の形は、スピーチ→◯名・余興→◯組です! そんな風に、数を断言することができないのが、披露宴の難しいところなのです。 どのような披露宴になるかは、やってみないとわからない。 出席者に喜んでもらえるかどうかも、やってみないとわからない。 何故なら、披露宴の雰囲気づくりで、一番の鍵を握っているのは、「新郎新婦」ではなく、「出席者」だからです。 つまり、出席者の人柄や考え方によって、同じ内容の披露宴でも、その雰囲気や満足感には、大きな差が出るということなのです。 もっと言えば… 新郎新婦が満足しても、出席者が満足するとは限らない。 出席者が満足しても、新郎新婦が満足するとは限らない。 一体どういうことなのでしょうか? 【スピーチ・余興なしのケース】 出席者に、お食事を召し上がりながら、ゆっくりと過ごして欲しい。 出席者と直接たくさん話がしたい。 友人との写真もいっぱい撮りたい。 そうお考えの方も多いでしょう。スピーチや余興だけでなく、生い立ちムービーなどの演出も、両親へのお手紙も、何も無しというケースもあります。 新郎新婦のお気持ちは、とても良くよくわかります。 ただ、このような場合、満足いく披露宴に、「なる」か、「ならない」か、その差が激しいのが事実です。 スピーチ・余興なしの披露宴を、おこなった新郎新婦と、出席した人たちの感想を、ご紹介します。 良かった(出席者の感想)・落ち着いた雰囲気だった・新郎新婦と話をすることができた・たくさん写真を撮ることができた・久しぶりに会う友人たちとも、 ゆっくり話ができた・親戚が集まるのは冠婚葬祭だけなので、 みんなで楽しい時間が過ごせて良かった・スピーチの心配がなくて助かった・下手な歌や、退屈なスピーチを、 聞かずに済んで良かった 良かった(新郎新婦)・全員と話ができて嬉しかった・温かな雰囲気に感動した・時間に追われることなく楽しめた・お料理を楽しんでもらえて良かった・自分たちも料理を食べることができた・スピーチや余興を依頼する際の、 気遣いや負担がなくて良かった 良くなかった(出席者の感想)・盛り上がりに欠けていた・一体感がなかった・お祝いに行ったのか食事に行ったのか、 わからないような披露宴だった・お料理のグレードの低さが、 気になってしまった・2時間半がとても長く感じられた・自分の友人が出席していなかったため、 ただ一人黙々と食事をしているだけで、 つまらなかったし孤独を感じた・印象に残らない披露宴だった・ごく一部の出席者が、 ずっと高砂席を占領していて、 他の人は新郎新婦に近づきにくかった 良くなかった(新郎新婦の感想)・盛り上がらなかった・歓談や写真撮影に来てくれると思ったのに、 あまり来てもらえず寂し思いをした・各テーブルでは盛り上がっていたようだが、 新郎新婦だけが浮いてしまった・落ち着いた雰囲気というより シーンと静まり返ってしまった・披露宴後にビデオを見てみると、 淡々と食事をしている姿ばかりで 楽しんで貰えたのか不安になった このように、スピーチや余興がない披露宴は、「良い印象」と「悪い印象」の差が、大きいことがわかります。 出席者が積極的に高砂に行き、新郎新婦と歓談してくれるのか、席でただ食事をするだけなのか、たったそれだけのことでも、披露宴の雰囲気は、大きく変わってしまいます。 つまり、どのような出席者なのかということが、披露宴の雰囲気作りを左右する、大きな鍵になると言えるでしょう。    ♡ 【スピーチ・余興が多いケース】 主賓祝辞・乾杯挨拶を除いて、スピーチや余興が12組あったという、あまりに多すぎたケースをご紹介します。 12組のスピーチと余興、1組5分と計算しても、それだけで1時間かかります。 当初、スピーチや余興は、新郎側・新婦側、合わせて6組お願いする予定でした。 しかし、新婦の勘違いで、新婦側だけで6組に、依頼してしまったというのです。 それを知った新郎は、バランスが取れないからと、新婦側に合わせて、新郎側も6組お願いしてしまったのです。 それで、6組×2で12組となったわけです。 その披露宴は300名規模。 さらにキャンドルサービス時の点火も、全卓おこないたいとのことでした。(卓数が多い場合には、 全卓ではなく、一部にする場合も) 全30卓。 1卓1分としても30分。キャンドルサービスだけでも、かなりの時間になることが、予測されます。 ですからどう考えても、12組のスピーチ・余興を入れるのは、不可能です! スピーチだけならまだしも、余興となると、1組何分かかるか読めません。 絶対に無理です!! しかし新郎新婦は、今更お断りするわけにもいかない、お色直し中に入れるわけにもいかない、と、譲りません。 で、どうなったか・・・? 全部入れました。 たまたまその日最後の宴席だった、つまり、後の宴席が入っていなかったことから、ホテル側も了承するに至ったわけです。 結果、披露宴時間4時間半! お料理もそれを見越して、ゆっくりお出ししていましたが、3時間が限界。 つまり、残り1時間半は、食べる物もなく、ただ飲み物だけをとりながら、ひたすらスピーチと余興を見聞きする、そんなご披露宴になってしまいました。 新郎新婦は大満足だったようですが、司会の元には、「まだ終わらないの?」「何時に終わるの?」と、何人のお客様が聞きにいらしたことか。 中には、「もういいよ」「早く終わらせてくれよ」そうおっしゃるお客様まで。 スピーチや余興をやってくださる方も、そんな空気を読んでいただければ、とても助かるのですが、そうはいかない。 勿論、皆様のところを回って、このような状況なので、短めにお願いしたいとお伝えしています。 しかし、忙しい中みんなで何度も集まり、企画し、練習したのだからと、1組で10分、20分使う人たちも…… この披露宴、明日の朝まで終わらないんじゃないかと、思ってしまったくらいです。    ♡ 両極端な例をあげましたが、スピーチや余興の数については、多い方がいい、少ない方がいい、一概にそう言えないことが、おわかりいただけたのではないかと、思います。(ちょっと極端すぎたかも…) 次回は、「新郎新婦」と「出席者」の、余興などを含めた考え方の違いについて、お話したいと思います。 ※本文中の内容は、  事実に基づく、フィクションです。 なお、私個人の意見や感想であり、  人によって異なりますことを、  ご理解・ご了承ください。続きを読む

披露宴の友人司会、お料理食べられる?

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披露宴の司会を、プロ以外の友人や知人に頼む際、心にとめておいて欲しいことがあります。 ご披露宴に出席経験があっても、ご自身が司会をしたことがない場合、意外と気付かないことがあるものです。 友人や知人に、司会をお願いすることが決定した時、真っ先に考えるのは、「席」と「お料理」ではないでしょうか。 今回は、それらの注意点について、書いてみたいと思います。 あなたなら、どうしますか?あなたが司会者なら、どうして欲しいですか? 友人の披露宴に司会を頼まれると、必ずお気遣いいただくのが、「席」と「お料理」です。 司会をしてもらうのだから、それくらいのことをしなくちゃ…そう思ってくださるお気持ちは、とっても嬉しいものです。 しかし、ゲスト席に座る時間も、お料理を食べる時間も、はっきり言って、ありません。 そう、司会って、結構大変なんです。 だって、お色直しに行っている間とか、歓談中とか、やることないでしょ? いいえ、そんなことはありません。 喋っている時だけが、仕事だと思われがちですが、喋っていない時の方が、忙しかったりするのです。 祝辞や余興をしてくださる方に、お名前や肩書き、順番などを確認したり、祝電の整理をしたり… 常に新郎新婦の動きを察知し、いつでもキャプテン(会場係)の指示に、対応できるようスタンバイする… それも、司会の重要な仕事なのです。 ゲストテーブルに、自分の席とお料理があったとしましょう。 席に行くことも、お料理を食べることもできなかったら、どうでしょうか? フルコースのお料理なら、どんどんどんどん、テーブルの上にお料理のお皿が並びます。 フランス料理や、イタリア料理の場合、お皿が異常に大きいこともあります。 そうすると、どうなるか? 会場係がやってきます。 「あのー、   お料理召し上がっていただかないと、   次のお料理をお出しすることができません。」 「早く召し上がっていただけませんか?」 丁重ながら、厳しい口調で告げられます。 そんなこと言われたって、食べるヒマないでしょ! そう心の中で叫びつつ、「はい、申し訳ありません。急ぎます」と、笑顔で答えます。 でも、無理なものは無理なんです。 しばらくすると、また会場係がやってきます。 「お召し上がりください!」 明らかに怒っています。 「大変申し訳ないのですが、    周りの方にお分けいただけませんか?    もし、ご無理でしたら、    下げていただいて結構ですので…」 穏やかに、丁寧に、そうお願いすることになります。 せっかく用意してくれた友人に、申し訳ない…と思いながら…。 気を利かせてくださるところは、司会席の横に、小さな台が用意され、そこにお料理が運ばれてきます。 ゲスト席まで行くより、近くに用意してくださる方が、食べやすくはなります。 ありがたいと思います。 ですが、司会をしながら、ナイフとフォークで食事をするのは、意外と困難なのです。 司会席はだいたい、会場の一番前に設置されています。 そこで食事をするのも気が引けますし、食べながら仕事をしている姿も、あまり美しいとは思えませんし…。 結局、披露宴がお開きとなり、お客様が退出しているその瞬間に、祝電や荷物の片付けをしながら、飲み込むように食べるしかありません。 お料理、お高いのに…   ♡ こんなケースもあります。披露宴中は食べられないだろうと、控え室と軽食を用意し、披露宴前に食べていただくケースです。 これも、実は問題があります。 披露宴前の1時間、司会者にとってこの時間は、この日のうちで一番忙しい時間です。 会場のキャプテンとの打ち合わせ、音響照明さんとの打ち合わせ、特殊な演出があれば、その業者さんとの打ち合わせ、新郎新婦との最終打ち合わせ、祝電の確認…etc そこが初めての会場なら、例えプロであっても、1時間では足りないほど、本当に忙しいのです。 つまり、この時間にも、食事はとれないというわけです。 その控室が、お開きのあとまで使える場合には、披露宴後に食べることができます。 でも、披露宴が始まるまでしか使用できない、そんなことの方が、多いと思われます。 そんな場合は、披露宴の開宴とともに、控え室もお食事も、消えてなくなってしまいます。    ♡ それでも、どうしても用意してあげたい、そのように思われる方も、いらっしゃるでしょう。 そのような方は、披露宴後にお召し上がりいただけるよう、ホテルや式場内のレストランで使用できる、お食事券などをお渡しするのが、よろしいかと思います。 ただし、二次会にご出席される友人ですと、それさえ無駄になってしまう可能性も、無きにしも非ずです。    ♡ 出席者なら持ち込み司会者OKという、条件付きの場合には、どうしようもないかもしれません。 その場合でも、サンドウィッチやお弁当など、一口で食べられるお料理に、変更できるかもしれません。 打ち合わせの段階で、ウエディングプランナーさんに、ご相談になってみては如何でしょうか?    ♡ 私の場合、司会を頼まれた時点で、「席」と「お料理」は、はっきりお断りします。 無駄になってしまうと、勿体無いからです。 しかし、ご友人のご好意は、なかなかお断りしにくいもの。 ですから、「席」と「お料理」については、司会をお願いする際に、ご本人とお話し合いをされることを、お勧めいたします。   ♡ 今回は、友人知人に司会を頼む際の、「席」「お料理」について、お話いたしました。 司会者の持ち込み、持ち込み料については、こちらをご覧ください。 ※本文中の内容は、私個人の意見であり、  人によっても異なりますことを、  ご理解・ご了承ください。  また会場によって対応が変わりますので、  必ず、ご披露宴をおこなう会場スタッフに、  ご相談をお願いいたします。続きを読む

披露宴の司会は、誰に依頼しますか?

司会

結婚披露宴の司会を、ご友人などにお願いしようとお考えの方、結構多いことと思います。 最近は、ご親族とご友人だけの、小規模な披露宴も人気となっているため、出席者に司会を頼むケースも、増えているようです。 「とても良かった」「こんなはずじゃなかった」その感想は両極端。理由も様々です。 新郎新婦も、引き受ける方も、気付かないこと、わからないこと、色々とあるでしょう。 その中から、今回は、司会者の、持ち込み・持ち込み料について、お話してみたいと思います。 あなたなら、この事実を、どのように受けとめますか?まず、新郎新婦にお尋ねしたいのです。 どうして友人知人に、司会を頼もうと思ったのですか? 1.友人知人の中に、   プロ司会者がいるから 2.友人知人の中に、   話し上手な人がいるから 3.友人知人の方が、   自分たちのことをよく知っているから 4.友人知人の方から、   やってあげると言われたから 5.経費削減 ほとんどの理由が、上記5つのうちの、どれかに当てはまることでしょう。 それを踏まえて、お話を進めていきたいと思います。 【持ち込み・持ち込み料】 持ち込み・持ち込み料の、観点や設定は、会場によって異なります。 以下のパターンがあります。  この他、ごく稀ではありますが、プロならOKというケースもあります。 言うまでも無く、Eの場合は、持ち込み不可なので、ホテルや結婚式場に、司会を依頼するしかありません。 Aは、「持ち込み 可」「持ち込み料 無し」なので、特に問題ないでしょう。 Cは、「出席の場合、持ち込み 可」と、司会者の出席を条件としていますので、料理・引き出物などの費用が、発生するということになります。それでもよろしければ、特に問題はないでしょう。 BとDは、注意が必要です。 「持ち込み 可」あるいは、「出席なら持ち込み 可」ですが、「持ち込み料 有」だからです。 特に友人知人に司会をお願いする理由を、「経費削減」と答えた人は要注意です。 Dが一番高額になる可能性があります。 つまり、 (料理・引き出物代など)+(司会者へのお礼)+(持ち込み料)となるからです。 プロではない友人知人へのお礼は、司会料として3万円程度が相場です。 その方からご祝儀をいただいた場合には、その金額も上乗せします。    ♡ 司会者の持ち込み料については、クレーゾーンのところが多いので、(人によって対応が異なる場合があるので)、相場はわかりません。すみません。 しかし、場所によっては、その式場に司会をお願いする金額と同額だった、という驚きの声も届いています。 東京都内のホテルなら、8万円から10万円、といったところでしょうか。 そう考えると、かなりのお値段に、なってしまう可能性があります。    ♡ 私は、親友の結婚披露宴で、司会をすることができませんでした。 残念ながら、持ち込み100%不可だったのです。 しかし、ある一流企業の重役からご依頼があり、お嬢様の披露宴で司会をした際には、同じ会場だったにも関わらず、すんなりと持ち込み許可がおりました。 持ち込み料も全く無しです。 ここは誰もが知っているような、有名な結婚式場でした。 このように、人によって対応が変わるような会場も、無いとは言えないのです。    ♡ 友達に頼めばいいや…と、簡単にお考えの方も多いと思います。友人知人に司会をお願いする予定の方は、式場が決まった時点で、・持ち込みはできるのか?・持ち込みに条件はあるのか?・持ち込み料はいくらかかるのか?この3点を、必ず確認してください。 見積もりにはなかったのに、後から請求されて、トラブルになったというケースもあります。 これは司会に限ったことではありません。 どのようなことでも先に確認することが、大切ですし安心です。 次回は、持ち込み司会者について、お金以外のことに、踏み込んでみたいと思います。 ※本文中にもあるように、会場によって大きな違いがありますこと、ご理解ご了承ください。続きを読む

えっ?結婚式に、結婚指輪忘れた?

ハプニング

結婚式に持っていくものって、結構多いことと思います。 結婚式・披露宴のあと家に帰らず、そのまま新婚旅行に行く場合には、さらに荷物も大量になってしまうでしょう。 リストを作り、幾度も確認したから大丈夫。完璧! ところが実際、結婚式直前になって、「あっ、忘れたーーーっ!」と、やっと気付くわけです。 一生に一度の大切な日に、忘れ物なんてしないはず。 そんな風に思われますが、実は色々と忘れるものなのです。 家まで近距離だったり、会場近くのお店で調達できる場合には、ご両親や友人に走ってもらう… それで何とかなる場合もありますが、何とかならない物もあるのです。 コレを忘れちゃったら、あなたはどうしますか?某ホテル。結婚式の担当スタッフが、血相変えて社内を走り回っている。新郎新婦の指輪を探すために…。 どこを? 社員の指です。 ? 「なくしちゃった」のではなく、「忘れた」のです、結婚指輪!!! そう、探しているのは、新郎新婦に合うサイズの結婚指輪。    ♡ その新郎・新婦、ちゃんとチェックリストを作り、忘れ物の無いよう、 しっかりと確認して家を出たそうです。なのに、なぜ? 実は、新郎のチェックリストにも、新婦のチェックリストにも、「結婚指輪」の項目がありませんでした。 どういうことかというと、お互いに、相手が持ってくるものだと、信じて疑わなかったというのです。 家と会場はかなり離れているため、取りに帰る時間も、誰かに取りに行ってもらう時間も、勿論ありません。 近くのお店で、適当に買ってくるわけにも行きません。    ♡ さて、どうする? 「誰かに借りる」それしか方法はありません。 両親・親族・友達…ホテルや式場によっては、予備の指輪が、用意されているところもあるそうです。 それでもダメなら…? エア指輪交換? いえいえ、そんなこと、あり得ません。 結婚式の式次第から、結婚指輪交換の項目を外す、つまり、指輪の交換はおこなわない…そうなることでしょう。    ♡ 先ほどの新郎新婦、両親・親族・友人の中に、お借りできる指輪はありませんでした。 予備の指輪は、そのホテルには用意されていません。 では、指輪交換を省略するしか… 「絶対にイヤーーーっ!」新婦は泣き出してしまいました。 それで会場スタッフが、社員から借りられないかと、社内を走り回っていたという訳です。 幸いにも、社員の指輪を借りることができ、指輪交換も、無事おこなわれました。    ♡ 本当に良かった。 良かったのですが、良かっただけでは、済まないこともあるのです。 この時は、ホテルの社員から借りましたが、友人から借りる場合もあります。 あなたがもし、貸す側の友人だったとしたら、どう思いますか? そうなんです。 貸さない、貸したくない、という人が圧倒的に多いのです。 指輪を貸したホテルの男性社員、実は、まだ新婚でした。 「絶対にイヤだ!」と拒否しましたが、お客様のため…と言われ、仕方なく差し出したそうです。 「将来離婚なんてことになったら、    絶対に恨んでやる!」とまで、言っていました。 幸いにも、そんなことにはなっていませんが。    ♡ 結婚指輪は、永遠の愛を誓った新郎新婦が、その想いを形にして贈るもの。 誰にも触らせたくないほど、大切なものなのです。    ♡ もしどなたかにお借りした人は、大切な指輪を貸してくださった方への、感謝の気持ちを決して忘れずに。 これから結婚式をされる人は、くれぐれも、忘れないようにお気をつけください。 あっ!持ち物チェックリストは、新郎新婦一緒に作るか、または、必ず照らし合わせ確認してくださいませ。 ※本文中の内容は,  事実に基づくフィクションです。  尚、あくまで私個人の意見であり、  人によって考え方や意見が、  異なる場合がありますこと、  ご理解ご了解ください。続きを読む