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披露宴の司会は、宴会部長?

披露宴といえば、

司会者は欠かせない存在。

 

司会者によって、

披露宴の雰囲気も、
かなり変わってしまいます。

 

だからこそ、
普段の飲み会などで、
その場を大いに盛り上げてくれる人、
いわゆる「宴会部長」にお願いすれば、
安心して任せられる、

そう思うかもしれません。

 

しかし、
その宴会部長、
本当に大丈夫なのでしょうか?

 

宴会部長と言われる人には、
2通りのパターンがあります。

 

1.自ら率先して盛り上がるタイプ

 

2.周りの人たちが盛り上がるのを
 サポートするタイプ

 

一見、
1番の方が良いように思いますが、
選ぶなら、
絶対に2番です!

 

なぜ1番がダメなのでしょうか?

 

いえ、

ダメだと言っているわけでは、

決してありません。

 

ただ、
1番のタイプは、
多くの危険を伴う可能性がある
ということなのです。

 

多くの危険とは、
どういうことでしょうか?

 

【司会者だけが盛り上がっている】

 

披露宴は、
飲み会の席とは違います。

 

ほとんどの出席者は、初対面です。

 

司会者のノリが良すぎて、
司会者自身が盛り上がってしまうと、
多くの出席者はついていけません。

 

そして、このような人の場合、
会場が盛り上がっていないと感じると、
「ヤバい、もっと盛り上げなくちゃ」と、
さらに自分が盛り上がってしまうのです。

 

こうして、
出席者と司会者に温度差が生まれ、
やればやるほど、
その差は大きくなってしまいます。

 

【酔っ払ってしまう】

 

気合をいれるため…などの理由をつけて、
披露宴前にお酒をガブガブ飲み、
ヘロヘロな状態になってしまう人がいます。

 

そもそも披露宴は、

乾杯までの「披露式」と、
乾杯後の「披露宴」の、
2部構成となっています。

 

そして「披露式」の部分は、
「式」というくらいですから、
本来は厳粛におこなうべきものでした。

 

ところが最近は、
媒酌人を立てるケースも稀になり、
オリジナルのご披露宴が多くなって、
「披露宴」「披露式」とは言わず、
「ウエディングパーティー」などと、
表現する会場も増えているようです。

 

つまり、
格式を重んじる人が、
少なくなったということでしょうか。

 

しかし、
時代が移り変わっても、
披露宴には、
ご年配の方々も多く出席しています。

 

最初から酔っ払っている司会者、
決して好ましいとは思えません。

 

【スタッフと打ち合わせをしない】

 

「スタッフとの打ち合わせなんて、
 必要ない!」

 

「面倒くさい!」

 

そういう人、実際にいるんです。

 

ノリが良ければ大丈夫、
盛り上げればいいんでしょ、
そういう感覚なんです。

 

打ち合わせを入念におこない、
しっかり確認しても、
ミスが生じてしまうこともあります。

 

打ち合わせしないで、
滞りなく進行できるとは、

とても思えません。

 

音響さん・照明さん・カメラマンさん、
いろいろな業種の方との連携も必須です。

 

打ち合わせができなければ、
キャプテンや会場係だけでなく、
多くのスタッフに、
迷惑や負担がかかってしまいます。

 

素晴らしいご披露宴にするためには、
しっかりとした打ち合わせは、
絶対に必要です。

 

【お客様になってしまう】

 

ゲストテーブルの友人たちと、
大いに盛り上がっている人がいます。

 

どこかに行ってしまって、
司会席に帰って来ない人もいます。

 

いつ、何があっても、
冷静かつ速やかに対応すること、
それは大事な使命の一つです。

 

司会を引き受けた以上、
お客様ではなく、
スタッフの一員であるということを、
忘れないでいてくれる人が求められます。

 

   ♡

 

宴会部長だから、任せて安心、
その考え方は、
必ずしも正しくない場合があると、
おわかりいただけたでしょうか。

 

普段はおとなしく控えめな人が、
素晴らしい司会をされることも、
少なくありません。

 

良い披露宴にしてあげたい、
ただただそういう想いから、
しっかりと準備をし、
わからないことは、
スタッフにきちんと確認し、
何事も決してあやふやにしない。

 

自分が盛り上がるのではなく、
新郎新婦やお客様をたて、
みんなが心地よく楽しく過ごせるよう、
陰で努力し支える。

 

そのような、
謙虚で真面目な人ほど、
司会者に向いている…、
私にはそんな気がしてなりません。

 

あなたは、
披露宴の司会に、
誰を選ぶのでしょうか?

 

 

※私個人の意見であり、
  人によって考え方や意見に、
  違いがありますことを、
  ご理解ご了承ください。

  なお、
  本文中に記載の通り、
  宴会部長と言われる人たちを、
  全て否定するものでは決してなく、
  多くの人は、
  大盛会・大成功をおさめていることと、
  承知いたしております。
  誤解なきよう、お願いいたします。

披露宴の余興、ビデオ上映に注意!

披露宴の余興として、
映像を作ってきてくださるご友人も、
多くなりました。

 

素人さんでも、
とても素敵に作られているものが多く、
凄いなあ…って感心してしまいます。

 

でも、
ほんの少しだけ、

気を付けたいこともあります。

 

その映像、
誰もが喜んでくれる作品に、
仕上がっていますか?

 

心を込めて作った映像、

しかし、

こんな想いをさせてしまうことって、
とても多いんです。

 

【新郎あるいは新婦だけ?】

 

例えば、
新郎側の余興だった場合…

 

映像に登場するのは、
新郎関係者のみに、なりがちです。

 

新郎側の友人が作るわけですし、
新郎側の余興ですから、
それはそれで、
仕方ないことかもしれません。

 

でも、
新婦の気持ち、
そして、
新婦友人の気持ちは、
ちょっぴり複雑です。

 

新郎友人たちからの、
お祝いの言葉を集めた映像なら、
特に問題はないかもしれません。

 

でも…

 

新郎と仲間たちとの思い出写真、
新郎恩師へのインタビュー、
懐かしい場所の映像、

 

そして、

 

新郎側だけの、
ご両親・ご兄弟へのインタビュー

 

そのような内容だったとしたら、
どう感じるでしょうか?

 

「何で新郎だけ?」

 

そう思ってしまうものも、
無理はありません。

 

「新婦側の映像、
 私たち作ってあげなかった…」

 

そう感じる人もいるでしょう。

 

「私たちも娘に一言、
 言ってあげたかった」

 

ご両親のお気持ちも微妙です。

 

【長すぎる】

 

制作者がプロではない場合、
どうしても映像が長くなりがちです。

 

良いところだけを切り取り、
テンポよい映像に編集できるのは、
プロの技があるからこそなのです。

 

言葉も聞き取りづらい、
文字も読みにくい、
そんな映像が長く続くと、
ダラダラと間延びした印象となり、
見ている人も飽きてしまいます。

 

本人とその関係者は、
楽しくて懐かしいかもしれませんが、
多くの人にとっては、
そうでもない…と、
なってしまう可能性があります。

 

いわゆる「身内ウケ」です。

 

   ♡

 

そんな心配を払拭するために、
細やかな気配りをしてくださるご友人も、
勿論たくさんいます。

 

   ♡

 

新郎は沖縄県のご出身で、
結婚式・披露宴は、
東京でおこなわれました。

 

さすがに友人全員を、
沖縄から招待するのは難しいと考え、
友人たちと相談した結果、
代表で2名だけ、
出席することとなりました。

 

そして、
余興で映像を上映したのです。

 

沖縄の美しい風景をバックに、
友人たちからの、
温かなメッセージが続きます。

 

恩師のメッセージもありました。

 

出席できなかった、
お祖父様・お祖母様のメッセージまで。

 

それじゃあ、
最初に書いたパターンと、
全く同じでは?

 

はい。

 

しかし、
一つだけ、工夫が凝らされていました。

 

それは…

全員のお祝いコメントの中に、
必ず新婦に向けてのメッセージが、
加えられていたのです。

 

「◯◯さん、
 彼から写真を見せてもらいました。
 美しくて、びっくりしました。

 彼には勿体ないと思います」(友人)

 

「僕たちは◯◯さんの味方です。
 彼が大切にしてくれなかったら、
 ◯◯さんに代わってお仕置きしますから、
 いつでも言ってください」(友人)

 

「頼りない彼だと思いますが、
 ◯◯さん、
 よろしくお願いします」(恩師)

 

「孫が増えて嬉しいです。
 ◯◯さん、
 早くお会いしたいです」(祖父母)

 

などなど…

 

全ての人が、
「◯◯さん」と、
必ず新婦の名前を呼んでくれたのも、
温かな心遣いでしょう。

 

お二人の新婚旅行は、
沖縄に決まっていました。

 

その時に会えることを、
楽しみにしてくれている気持ちも、
ちゃんと伝わってきました。

 

   ♡

 

人の心って、
本当に微妙、かつ、複雑なものです。

 

人の心を動かすのは、

ほんのちょっとの、

言葉や行動、心遣いなんです。

 

余興に映像を作成してあげること、
それも心のこもった素敵な贈り物です。

 

しかし、
あとほんの少しの思いやりをプラスすることで、
何倍も、何十倍もの感動を、
生み出すことだってできるのです。

 

新郎にも新婦にも、
そして出席者の皆様にも、
もれなく楽しんでいただける…

 

是非、
そんな素敵なプレゼントを、
贈ってあげて欲しいと思います。

 

 

※本文中の内容は、

  事実に基づくフィクションです。

  また私個人の意見であることを、

  ご理解ご了承ください。

嫁ぐ娘への親ごころ

従姉妹の結婚式直前、

花嫁の父である叔父が、
こう話していました。

 

「みんな『おめでとう』って、
 言ってくれるけど、
 何がおめでたいのかわからない」と。

 

娘が嫁ぐ日…

 

父親の想いは、
とても複雑なのだと知りました。

 

嬉しいけど、寂しい…

そんなやるせない想い、
どうしたら良いのでしょうか?

 

ある披露宴で、
お父様が開宴中に、
メモを持って来られました。

 

くちゃくちゃになった紙に、
ぎっしりと文字が書かれていました。

 

「これ、テキトーに、
 言ってもらえませんか?」と。

 

そこに書かれていたのは…

 

娘が生まれた時の想い、
成人式を迎えた時の想い、
彼を紹介された時の想い、
そして、
今日家を出る娘を、
見送った時の想い…でした。

 

こんな大切な想いを乗せた言葉を、
テキトーになんて、
ご紹介できないと思いました。

 

開いては閉じ、
また開いては読み返し、
そして、握りしめ…

 

それで紙は、
くちゃくちゃになってしまったのだと、
想像できました。

 

お父様に、こうお伝えしました。

 

「お父様が直接、
 お嬢様に伝えてあげてください」と。

 

お父様は、
「もう酔っ払っちゃってるし、
 新婦の父親が喋るのおかしいし、
 本当にテキトーでいいから…
 お願いしますよ」とのお返事。

 

でも、
このお父様なら大丈夫と判断し、
私は強行手段に出ました。

 

新婦のお色直し退席時、
エスコート役のお父様が、
高砂前までお越しになりました。

 

新婦も高砂席から、
お父様の近くまで移動されました。

 

その瞬間、
お父様に、先程の紙とマイクを渡し、
「お願いします。
 頑張ってください」と囁きました。

 

一瞬、睨まれた…?かも知れませんが、
覚悟を決めたのか、
お父様は、

マイクをぎゅっと握りしめました。

 

そして、
一言ひと言噛みしめるように、
メモを読み始めました。

 

東北地方のお国言葉で…

 

   ♡

 

お色直し退席後、
お二人を追いかけました。

 

無茶振りを、

お詫びするために…。

 

すると扉の外で、
お父様と新婦は号泣していました。

 

お母様もご一緒でした。

 

お声を掛けられずにいると、

私に気付いたお父様は、
私の手をしっかりと握り、
泣きながらこうおっしゃいました。

 

「ありがとう。
 本当に、

 ありがとうございました…」と。

 

   ♡

 

「大きくなったら、
 パパのお嫁さんになる!」

 

そんな嬉しいことを言ってくれた娘。

 

でも、
パパのお嫁さんになんて、
絶対になれるはずないのです。

 

そんなの、
誰もがわかってること。

 

わかっているけど、
寂しいんです。

 

彼はいい人だけど、
パパ自身じゃない。

 

本当に幸せにしてくれるのか、
心配なんです。

 

おめでたいことだけど、
おめでとうって言えないんです。

 

   ♡

 

新郎新婦の新たなスタートの日は、
新郎新婦のご両親にとって、
一つの修了式でもあります。

 

寂しい気持ちが湧き上がっても、
何ら不思議ではありません。

 

それほど愛してきた、
可愛い息子・娘の、
巣立ちの日なのですから…

 

でも、
その想いを伝えることができたら、
心の底から、
「おめでとう」の言葉が、
湧き上がるかもしれません。

 

寂しい気持ちも、

ちょっぴり和らぐかもしれません。

 

そしてきっと、
大切な息子さん・お嬢さんにとって、
素晴らしい巣立ちの日になることでしょう。

 

 

※本文中の内容は、

  事実に基づくフィクションです。

笑いあり涙あり、披露宴の子どもたち

どんな名俳優・名女優でも、
子どもにはかなわない…

そう言われています。

 

披露宴でも、
子どもたちの可愛らしさは、
時に、笑いを誘い、
時に、涙を誘うことも。

 

無邪気な子どもたちが繰り広げた、
披露宴でのエピソードを、
ちょっぴりご紹介します。

 

【緊張しちゃった?】

 

披露宴でよくおこなわれる、
お子様からの花束贈呈。

 

その日登場してくれたのは、
新婦のお姉様のお嬢様、5歳。

 

小さな花束を渡したら、
「おめでとう」って言って貰えるよう、
お姉様にお願いしておきました。

 

お色直し中の時間に、
一生懸命練習してくれていました。

 

そして、いざ本番。

 

花束を渡したところでマイクを向けると、
実に堂々と、しっかりした口調で、
お祝いのことばを言ってくれました。

 

「お誕生日おめでとう!」

 

   ♡

 

【あまりの嬉しさに…】

 

同じく、
お子様の花束贈呈シーン。

 

新郎のお兄様のご子息。

5歳と6歳。

 

花束を贈呈すると、
新郎新婦から、
大きな包みのプレゼントが、
二人に贈られました。

 

マイクを向けると、
「おめでとう」ではなく、
「ありがとう」と…。

 

そして引き続きおこなわれた、
新郎新婦との写真撮影。

 

しかし、

カメラマンさんのお声がけも、

お兄様ご夫妻の言葉も、
全く聞こえていない様子。

 

床にペタンと座り、

2人は黙々とプレゼントの包みを、
開け始めたのです。

 

包みから出てきたのは、
欲しがっていたラジコン・カー。

 

二人は大喜びです。

 

包み紙と箱をそこに放り出したまま、
ラジコンカーを抱きしめ、
新郎新婦に向かって大きな声で、
「ありがとう!」
そう言って、走り去って行きました。

 

   ♡

 

【サプライズ】

 

新婦は幼稚園の先生。

 

妊娠したこともあって、
3月いっぱいで、寿退職されました。

 

披露宴には、
園長先生をはじめ、
先輩・同僚が出席していました。

 

そして、お色直し入場のあと、
一番最初の余興が、
同僚のエレクトーン演奏でした。

 

会場が暗くなり、
スポットライトに包まれながら、
演奏が始まりました。

 

「思い出のアルバム」
作詞 増子とし 作曲 本多鉄麿

 

1番の演奏が終わりました。

 

そして、

2番に入った瞬間、
会場が、パッと明るくなりました。

 

と同時に、歌が始まったのです。

 

「春のことです 思い出してごらん
 あんなこと こんなこと あったでしょ
 ぽかぽかお庭で 仲良く遊んだ
 きれいな花も 咲いていた」

 

そこには幼稚園の園服を着た、
つい先日巣立って行ったばかりの、
教え子たちの姿が…。

 

赤いバラの花を1本づつ持ち、
大きな声で、一生懸命歌っています。

 

新郎も新婦も、
このことは全く知りませんでした。

 

同僚と、保護者が連携し、
ホテルのスタッフと内密に進めた、
サプライズだったのです。

 

歌が終わると、
教え子たちは新郎新婦の元に行き、
女の子は新郎に、男の子は新婦に、
赤いバラを渡し、お祝いの言葉を…。

 

「先生、おめでとう」
「先生、ありがとう」
「元気な赤ちゃんを産んでね」
「赤ちゃん、可愛がってあげてね」
「先生、赤ちゃんが生まれても、
 僕たちのこと忘れないでね」

 

   ♡

 

子どもたちの行動や、
子どもたちのたった一言が、
人を楽しませたり、笑わせたり、
感動を与えることができる…。

 

まるで、
魔法使いのようです。

 

どんなに素晴らしいスピーチでも、
純粋、無垢な子どもたちには、
やっぱり、かないそうもありません。

 

 

※本文中の内容は、

事実に基づくフィクションです。

披露宴の出席人数、両家のバランス気になる?

披露宴では、
新郎側・新婦側のバランスを、
気にする人も多いようです。

 

・出席者の数
・プロフィール紹介
・主賓祝辞
・スピーチ・余興の数
などなど。

 

果たして、
バランスって、
どこまで重要なのでしょうか?

 

そして出席者は、
どこまで気にしているのでしょうか?

 

今回は、
出席者数のバランスに、
注目してみたいと思います。

 

「バランス」

あなたは、気になりますか?

 

バランス問題で、
最初に発生するのが、
「出席者の数」でしょう。

 

招待状をお送りする時点で、
頭を悩ませている人が、
大勢いるようです。

 

新郎側と新婦側の出席者、
その数合わせは不可能に近いケースも、
珍しくありません。

 

   ♡

 

【家族・親族の数】

 

例1
父 一人っ子
母 一人っ子
祖父母の出席無し

 

このケースでは、
身内の参加は両親2人だけになります。

親族無しということです。

 

例2

父 3人兄弟
母 3人姉妹
兄 妻と子供3人
姉 夫と子供3人

祖父母2×2=4人

 

このケースの場合、
上記だけで16名になります。

 

そこに、

両親の兄弟姉妹と配偶者を合わせると、

24名になるわけです。

 

もしも、

例1の人と、
例2の人が、結婚したとしたら…

 

両親・親族の出席者は、
2名 VS 24名というわけです。

 

更にその家系のしきたりによって、

従兄弟とか、

祖父の兄弟とか本家とか…

招待しなくてはならない親族は、
限りなく増える可能性もあります。

 

少ない方に合わせた場合は2人です。

 

例2の祖父母も兄弟も、

出席できないことになります。

 

   ♡

 

【仕事関係の出席者数】

 

新郎新婦ともに、

一般的な会社に、
正社員として勤務している場合は、
比較的バランスが取りやすいでしょう。

 

しかし、

・どちらかが経営者、
・どちらかが契約社員やフリーター、
・フリーランサーなど特殊な職業、
・新婦はすでに寿退社、
などの場合は、
バランスを取るのがとても困難です。

 

職種によっても、
関わっている人の数に、
かなりの違いがあるはずですから、

出席者数にも当然影響します。

 

   ♡

 

【友人の出席者数】

 

ごくわずかな友人と、

深くお付き合いしている人もいれば、
広い交友関係をお持ちの人もいます。

 

遠方出身の人は、

宿泊費・交通費の負担を考えると、
招待できる数に、限りもあるでしょう。

 

親族や仕事関係よりは、

人数を合わせやすいかもしれませんが、

最も出席して欲しいのは、やはり友人。

 

そう考えると、

少ない方に合わせるのも、

難しい気がします。

 

   ♡

 

【両親知人の出席者】

 

両親が、

地元の有力者、
会社経営者などの場合、
両親関係の招待者も加わることが、
少なくありません。

 

これも、

両家、数を合わせるのは、

難しいことが推察されます。

 

などなど…

 

   ♡

 

そもそも、
招待者のバランスに拘っているのは、
誰なのでしょうか?

 

新郎新婦?
両親?
親族?
出席者?

 

新郎・両親・親族は、

体裁とか見栄とか、
そのような理由から、
気にする人も多いかもしれません。

 

では、
出席者はどうなのでしょう?

 

例えば、

あなたは席次表を、

どうご覧になりますか?

 

新郎側の出席者何人、
新婦側の出席者何人って、
数えますか?

 

出席者の肩書き、すごいなあ〜、

出席者300名、豪華だなあ〜、
そういう風に思う人は、
多いかもしれません。

 

でも、
出席者のバランスに注目する人は、
あまりいないのではないでしょうか?

 

そもそも、
(手作りのものは別として)
一般的な席次表の場合、
全く見ていないという人も大勢います。

 

つまり、
一般の出席者は、
両家のバランスについて、
あまり気にしていないのでは、
ないでしょうか?

 

それよりも、

人数調整のために、

仲の良い友人に出席して貰えなかった、
呼びたくない人まで招待することになった、
そういうことの方が、
残念だと思いますし、心配です。

 

   ♡

 

どうしても気になる人は、

席次表の
「新郎友人」「新婦友人」などの記載を、
新郎・新婦の文字を取り除き、

どちらも「友人」とするだけで、
問題が解決する場合があります。

 

招待したい人、
出席したい人が、
ちゃんと参加できることが、
後悔の無い、
素敵なご披露宴になる、
第一歩なのではないかと私は思います。

 

※本文中の内容は、
一般的な披露宴に対する私個人の意見であり、
立場や境遇によって見解が異なりますことを、
ご理解・ご了承ください。

新郎新婦と出席者の温度差(料理編)

素晴らしい結婚披露宴にしたい、
新郎新婦なら、
誰もがそう思っているはず。

 

では、
その「素晴らしい」とは、
どのような披露宴のことなのでしょうか?

 

素晴らしい披露宴とは…
・出席者に喜んでもらえる
・出席者に楽しんでもらえる
・出席者に感謝の気持ちが伝わる
・新郎新婦が楽しめる
・新郎が素敵に見える
・花嫁が美しく見える
・両親が喜んでくれる…
などなど、
人によって重点を置くポイントが、
異なることと思います。

 

もちろん、
上記のようなこと全てを願う人も、
多いことと思います。

 

しかし、
そう願いながらも、
素晴らしい披露宴にならなかった、
そういう人も、
いるのではないでしょうか?

 

今回は、
「新郎新婦」の想いと、
「出席者」の受けとめ方は、
必ずしも一致しなかった…

 

そんなケースの中から、

お料理の選び方に関して、
お話したいと思います。

 

あなたには、
出席者の気持ちがわかりますか?

 

あなたが出席者なら、
新郎新婦の想いを、
察してあげることができますか?

とにかく一番大切なのは、
ゲストに「出席して良かった」と、
思ってもらえること…、

 

そう、お考えの人が、
圧倒的に多いのではないでしょうか。

 

では、出席者は、
どうしたら喜んでくれるのでしょう?

 

   ♡

 

悩みどころでもあるお料理。

試食会に参加したり、
友人や同僚に意見を求めたり、
ネットで調べてみたりと、
みなさんかなり苦労しているようです。

 

お料理を楽しみにしている出席者も、
多いからでしょう。

 

しかし、
新郎新婦が美味しいと納得し、
高額なお料理を選んだとしても、
出席者には満足いただけなかった、
そんなケースもあります。

 

   ♡

 

ある新郎新婦は…

 

新郎新婦の親族は、
地方の不便な場所に住んでいる人が多く、
こういう時だからこそ…と、
フランス料理を選びました。

 

かなり高額なお料理でした。

 

あまり食べる機会もないだろうし、
きっと喜んで貰えるはず、
そう思ったのです。

 

しかし、
あまり召し上がって貰えませんでした。

 

理由は、
「食べたことないし、
 味もよく分からない」とのこと。

 

お箸も用意されていましたが、
フォークとナイフが、
テーブルにいっぱい並んでいるのを、
会場に入った瞬間、目にした段階で、
気後れしてしまったようです。

 

残念ながら、
新郎新婦の想いは、
全く伝わらなかったということになります。

 

   ♡

 

披露宴には、
いろいろな年齢層の人が集まります。
お住いの地域も違います。

 

全ての人に喜んでいただくのは、
確かに難しい場合もあると思います。

 

上司・同僚・友人・両親と、

幅広い人たちの意見を採り入れ、

広い視野で判断されることも、
成功のポイントになるかもしれません。

 

   ♡

 

こんな新郎新婦も…

 

披露宴の料理なんて、
どうせ残す人が多いんだし、
値段なんてわからないだろうし、
そこにお金をかけるなんて勿体ない。

 

そう思って、
お料理のお値段を、
ものすごく抑えてしまったのです。

 

しかし、

お料理のランクって、

意外とわかってしまうものです。

 

案の定、
出席者はかなり不満だったようです。

 

それは新郎新婦の意向であり、
ホテル側には何の責任もありませんが、
ホテルのスタッフは逐一文句を言われ、
最後には、
「絨毯(じゅうたん)の色が悪い!」
とのお叱りまで受けてしまいました。

 

   ♡

 

まあ、
ここまで酷いケースは稀ですが、
お料理に満足いかなかった披露宴は、
後々までも、ずーっとそのことを、
言われ続けてしまう可能性もあります。

 

人間って、
食の欲求が満たされていると、
少々のことは気にならないそうです。

 

お腹が満たされると、
心も満たされる。

 

言い方を変えると、
お料理に満足できないと、
他の些細なことにも、
不満が生まれてしまうのです。

 

「食べ物の恨みは恐ろしい」

 

お料理にかけるお金を少しでも浮かせて、
他のことに回そうと考えている人は、
十分お気をつけください。

 

   ♡

 

今回は、

お料理について、

お話させていただきました。

 

お料理は、

出席者も期待している、

重要なポイントの一つです。

 

金額の問題だけではなく、

出席者全員に喜ばれるお料理を、

選ぶことができますように。

 

本当に難しいものです…。

 

 

※本文中の内容は、

  事実に基づくフィクションです。

  また私個人の意見であり、

  それぞれ考え方が異なりますことを、

  ご理解ご了承ください。

披露宴の余興、多い方が良い?少ない方が良い?

披露宴のスピーチや余興。

 

頼む方も、

頼まれる方も、
悩みが多いものです。

 

最近は、
頼まれる側の気持ちになって、
スピーチや余興をお願いしない、
そんなケースも増えています。

 

その一方で、

披露宴を盛り上げてくれる芸達者な方々が、

大勢出席される場合もあります。

 

スピーチや余興をしてくれる人が、

多すぎても、

少なすぎても、
悩みのタネになってしまう…。

 

一番盛り上がる理想の形は、

スピーチ→◯名・余興→◯組です!

 

そんな風に、

数を断言することができないのが、
披露宴の難しいところなのです。

 

どのような披露宴になるかは、
やってみないとわからない。

 

出席者に喜んでもらえるかどうかも、
やってみないとわからない。

 

何故なら、
披露宴の雰囲気づくりで、
一番の鍵を握っているのは、
「新郎新婦」ではなく、
「出席者」だからです。

 

つまり、
出席者の人柄や考え方によって、
同じ内容の披露宴でも、
その雰囲気や満足感には、
大きな差が出るということなのです。

 

もっと言えば…

 

新郎新婦が満足しても、
出席者が満足するとは限らない。

 

出席者が満足しても、
新郎新婦が満足するとは限らない。

 

一体どういうことなのでしょうか?

 

【スピーチ・余興なしのケース】

 

出席者に、
お食事を召し上がりながら、
ゆっくりと過ごして欲しい。

 

出席者と直接たくさん話がしたい。

 

友人との写真もいっぱい撮りたい。

 

そうお考えの方も多いでしょう。

スピーチや余興だけでなく、

生い立ちムービーなどの演出も、
両親へのお手紙も、

何も無しというケースもあります。

 

新郎新婦のお気持ちは、

とても良くよくわかります。

 

ただ、このような場合、
満足いく披露宴に、
「なる」か、「ならない」か、
その差が激しいのが事実です。

 

スピーチ・余興なしの披露宴を、

おこなった新郎新婦と、

出席した人たちの感想を、

ご紹介します。

 

良かった(出席者の感想)
・落ち着いた雰囲気だった
・新郎新婦と話をすることができた
・たくさん写真を撮ることができた
・久しぶりに会う友人たちとも、
 ゆっくり話ができた
・親戚が集まるのは冠婚葬祭だけなので、
 みんなで楽しい時間が過ごせて良かった
・スピーチの心配がなくて助かった
・下手な歌や、退屈なスピーチを、
 聞かずに済んで良かった

 

良かった(新郎新婦)
・全員と話ができて嬉しかった
・温かな雰囲気に感動した
・時間に追われることなく楽しめた
・お料理を楽しんでもらえて良かった
・自分たちも料理を食べることができた
・スピーチや余興を依頼する際の、
 気遣いや負担がなくて良かった

 

良くなかった(出席者の感想)
・盛り上がりに欠けていた
・一体感がなかった
・お祝いに行ったのか食事に行ったのか、
 わからないような披露宴だった

・お料理のグレードの低さが、

 気になってしまった
・2時間半がとても長く感じられた
・自分の友人が出席していなかったため、
 ただ一人黙々と食事をしているだけで、
 つまらなかったし孤独を感じた
・印象に残らない披露宴だった
・ごく一部の出席者が、
 ずっと高砂席を占領していて、
 他の人は新郎新婦に近づきにくかった

 

良くなかった(新郎新婦の感想)
・盛り上がらなかった
・歓談や写真撮影に来てくれると思ったのに、
 あまり来てもらえず寂し思いをした
・各テーブルでは盛り上がっていたようだが、
 新郎新婦だけが浮いてしまった
・落ち着いた雰囲気というより
 シーンと静まり返ってしまった
・披露宴後にビデオを見てみると、
 淡々と食事をしている姿ばかりで
 楽しんで貰えたのか不安になった

 

このように、

スピーチや余興がない披露宴は、

「良い印象」と「悪い印象」の差が、

大きいことがわかります。

 

出席者が積極的に高砂に行き、

新郎新婦と歓談してくれるのか、

席でただ食事をするだけなのか、

たったそれだけのことでも、

披露宴の雰囲気は、

大きく変わってしまいます。

 

つまり、

どのような出席者なのかということが、

披露宴の雰囲気作りを左右する、

大きな鍵になると言えるでしょう。

 

   ♡

 

【スピーチ・余興が多いケース】

 

主賓祝辞・乾杯挨拶を除いて、

スピーチや余興が12組あったという、
あまりに多すぎたケースをご紹介します。

 

12組のスピーチと余興、

1組5分と計算しても、
それだけで1時間かかります。

 

当初、スピーチや余興は、

新郎側・新婦側、

合わせて6組お願いする予定でした。

 

しかし、新婦の勘違いで、

新婦側だけで6組に、
依頼してしまったというのです。

 

それを知った新郎は、
バランスが取れないからと、
新婦側に合わせて、
新郎側も6組お願いしてしまったのです。

 

それで、
6組×2で12組となったわけです。

 

その披露宴は300名規模。

 

さらにキャンドルサービス時の点火も、
全卓おこないたいとのことでした。

(卓数が多い場合には、

 全卓ではなく、一部にする場合も)

 

全30卓。

 

1卓1分としても30分。

キャンドルサービスだけでも、

かなりの時間になることが、

予測されます。

 

ですからどう考えても、

12組のスピーチ・余興を入れるのは、

不可能です!

 

スピーチだけならまだしも、

余興となると、

1組何分かかるか読めません。

 

絶対に無理です!!

 

しかし新郎新婦は、
今更お断りするわけにもいかない、
お色直し中に入れるわけにもいかない、
と、譲りません。

 

で、どうなったか・・・?

 

全部入れました。

 

たまたまその日最後の宴席だった、
つまり、
後の宴席が入っていなかったことから、
ホテル側も了承するに至ったわけです。

 

結果、

披露宴時間4時間半

 

お料理もそれを見越して、

ゆっくりお出ししていましたが、
3時間が限界。

 

つまり、
残り1時間半は、
食べる物もなく、
ただ飲み物だけをとりながら、
ひたすらスピーチと余興を見聞きする、
そんなご披露宴になってしまいました。

 

新郎新婦は大満足だったようですが、
司会の元には、
「まだ終わらないの?」
「何時に終わるの?」と、
何人のお客様が聞きにいらしたことか。

 

中には、
「もういいよ」
「早く終わらせてくれよ」
そうおっしゃるお客様まで。

 

スピーチや余興をやってくださる方も、
そんな空気を読んでいただければ、
とても助かるのですが、そうはいかない。

 

勿論、皆様のところを回って、
このような状況なので、
短めにお願いしたいとお伝えしています。

 

しかし、
忙しい中みんなで何度も集まり、
企画し、練習したのだからと、
1組で10分、20分使う人たちも……

 

この披露宴、
明日の朝まで終わらないんじゃないかと、
思ってしまったくらいです。

 

   ♡

 

両極端な例をあげましたが、

スピーチや余興の数については、
多い方がいい、
少ない方がいい、
一概にそう言えないことが、
おわかりいただけたのではないかと、
思います。

(ちょっと極端すぎたかも…)

 

次回は、

「新郎新婦」と「出席者」の、

余興などを含めた考え方の違いについて、

お話したいと思います。

 

※本文中の内容は、

  事実に基づく、フィクションです。

 なお、私個人の意見や感想であり、

  人によって異なりますことを、

  ご理解・ご了承ください。

披露宴の友人司会、お料理食べられる?

披露宴の司会を、
プロ以外の友人や知人に頼む際、
心にとめておいて欲しいことがあります。

 

ご披露宴に出席経験があっても、
ご自身が司会をしたことがない場合、
意外と気付かないことがあるものです。

 

友人や知人に、
司会をお願いすることが決定した時、
真っ先に考えるのは、
「席」と「お料理」
ではないでしょうか。

 

今回は、

それらの注意点について、

書いてみたいと思います。

 

あなたなら、どうしますか?

あなたが司会者なら、

どうして欲しいですか?

 

友人の披露宴に司会を頼まれると、
必ずお気遣いいただくのが、
「席」と「お料理」です。

 

司会をしてもらうのだから、
それくらいのことをしなくちゃ…
そう思ってくださるお気持ちは、
とっても嬉しいものです。

 

しかし、
ゲスト席に座る時間も、
お料理を食べる時間も、
はっきり言って、ありません。

 

そう、
司会って、結構大変なんです。

 

だって、
お色直しに行っている間とか、
歓談中とか、
やることないでしょ?

 

いいえ、そんなことはありません。

 

喋っている時だけが、
仕事だと思われがちですが、
喋っていない時の方が、
忙しかったりするのです。

 

祝辞や余興をしてくださる方に、
お名前や肩書き、順番などを確認したり、
祝電の整理をしたり…

 

常に新郎新婦の動きを察知し、
いつでもキャプテン(会場係)の指示に、
対応できるようスタンバイする…

 

それも、
司会の重要な仕事なのです。

 

ゲストテーブルに、
自分の席とお料理があったとしましょう。

 

席に行くことも、
お料理を食べることもできなかったら、
どうでしょうか?

 

フルコースのお料理なら、
どんどんどんどん、
テーブルの上にお料理のお皿が並びます。

 

フランス料理や、イタリア料理の場合、
お皿が異常に大きいこともあります。

 

そうすると、どうなるか?

 

会場係がやってきます。

 

「あのー、
   お料理召し上がっていただかないと、
   次のお料理をお出しすることができません。」

 

「早く召し上がっていただけませんか?」

 

丁重ながら、厳しい口調で告げられます。

 

そんなこと言われたって、
食べるヒマないでしょ!

 

そう心の中で叫びつつ、
「はい、申し訳ありません。急ぎます」
と、笑顔で答えます。

 

でも、無理なものは無理なんです。

 

しばらくすると、
また会場係がやってきます。

 

「お召し上がりください!」

 

明らかに怒っています。

 

「大変申し訳ないのですが、
    周りの方にお分けいただけませんか?
    もし、ご無理でしたら、
    下げていただいて結構ですので…」

 

穏やかに、丁寧に、
そうお願いすることになります。

 

せっかく用意してくれた友人に、
申し訳ない…と思いながら…。

 

気を利かせてくださるところは、
司会席の横に、
小さな台が用意され、
そこにお料理が運ばれてきます。

 

ゲスト席まで行くより、
近くに用意してくださる方が、
食べやすくはなります。

 

ありがたいと思います。

 

ですが、
司会をしながら、
ナイフとフォークで食事をするのは、
意外と困難なのです。

 

司会席はだいたい、
会場の一番前に設置されています。

 

そこで食事をするのも気が引けますし、
食べながら仕事をしている姿も、
あまり美しいとは思えませんし…。

 

結局、披露宴がお開きとなり、
お客様が退出しているその瞬間に、
祝電や荷物の片付けをしながら、
飲み込むように食べるしかありません。

 

お料理、お高いのに…

 

  ♡

 

こんなケースもあります。

披露宴中は食べられないだろうと、
控え室と軽食を用意し、
披露宴前に食べていただくケースです。

 

これも、
実は問題があります。

 

披露宴前の1時間、
司会者にとってこの時間は、
この日のうちで一番忙しい時間です。

 

会場のキャプテンとの打ち合わせ、
音響照明さんとの打ち合わせ、
特殊な演出があれば、
その業者さんとの打ち合わせ、
新郎新婦との最終打ち合わせ、
祝電の確認…etc

 

そこが初めての会場なら、
例えプロであっても、
1時間では足りないほど、
本当に忙しいのです。

 

つまり、
この時間にも、
食事はとれないというわけです。

 

その控室が、
お開きのあとまで使える場合には、
披露宴後に食べることができます。

 

でも、
披露宴が始まるまでしか使用できない、
そんなことの方が、多いと思われます。

 

そんな場合は、
披露宴の開宴とともに、
控え室もお食事も、
消えてなくなってしまいます。

 

   ♡

 

それでも、
どうしても用意してあげたい、
そのように思われる方も、
いらっしゃるでしょう。

 

そのような方は、
披露宴後にお召し上がりいただけるよう、
ホテルや式場内のレストランで使用できる、
お食事券などをお渡しするのが、
よろしいかと思います。

 

ただし、
二次会にご出席される友人ですと、
それさえ無駄になってしまう可能性も、
無きにしも非ずです。

 

   ♡

 

出席者なら持ち込み司会者OKという、
条件付きの場合には、
どうしようもないかもしれません。

 

その場合でも、
サンドウィッチやお弁当など、
一口で食べられるお料理に、
変更できるかもしれません。

 

打ち合わせの段階で、
ウエディングプランナーさんに、
ご相談になってみては如何でしょうか?

 

   ♡

 

私の場合、司会を頼まれた時点で、
「席」と「お料理」は、
はっきりお断りします。

 

無駄になってしまうと、
勿体無いからです。

 

しかし、ご友人のご好意は、
なかなかお断りしにくいもの。

 

ですから、
「席」と「お料理」については、
司会をお願いする際に、
ご本人とお話し合いをされることを、

お勧めいたします。

 

  ♡

 

今回は、
友人知人に司会を頼む際の、
「席」「お料理」について、
お話いたしました。

 

司会者の持ち込み、

持ち込み料については、

こちらをご覧ください。

 

※本文中の内容は、私個人の意見であり、
  人によっても異なりますことを、
  ご理解・ご了承ください。

  また会場によって対応が変わりますので、

  必ず、ご披露宴をおこなう会場スタッフに、

  ご相談をお願いいたします。

披露宴の司会は、誰に依頼しますか?

結婚披露宴の司会を、

ご友人などにお願いしようとお考えの方、
結構多いことと思います。

 

最近は、ご親族とご友人だけの、
小規模な披露宴も人気となっているため、
出席者に司会を頼むケースも、
増えているようです。

 

「とても良かった」
「こんなはずじゃなかった」
その感想は両極端。

理由も様々です。

 

新郎新婦も、引き受ける方も、
気付かないこと、わからないこと、
色々とあるでしょう。

 

その中から、今回は、
司会者の、
持ち込み・持ち込み料について、
お話してみたいと思います。

 

あなたなら、
この事実を、
どのように受けとめますか?

まず、

新郎新婦にお尋ねしたいのです。

 

どうして友人知人に、

司会を頼もうと思ったのですか?

 

1.友人知人の中に、

   プロ司会者がいるから

 

2.友人知人の中に、

   話し上手な人がいるから

 

3.友人知人の方が、

   自分たちのことをよく知っているから

 

4.友人知人の方から、

   やってあげると言われたから

 

5.経費削減

 

ほとんどの理由が、

上記5つのうちの、

どれかに当てはまることでしょう。

 

それを踏まえて、

お話を進めていきたいと思います。

 

【持ち込み・持ち込み料】

 

持ち込み・持ち込み料の、
観点や設定は、
会場によって異なります。

 

以下のパターンがあります。

 

 

この他、
ごく稀ではありますが、
プロならOKというケースもあります。

 

言うまでも無く、
Eの場合は、持ち込み不可なので、
ホテルや結婚式場に、

司会を依頼するしかありません。

 

Aは、

「持ち込み 可」

「持ち込み料 無し」なので、
特に問題ないでしょう。

 

Cは、

「出席の場合、持ち込み 可」と、

司会者の出席を条件としていますので、

料理・引き出物などの費用が、

発生するということになります。

それでもよろしければ、

特に問題はないでしょう。

 

BとDは、
注意が必要です。

 

「持ち込み 可」あるいは、

「出席なら持ち込み 可」ですが、

「持ち込み料 有」だからです。

 

特に友人知人に司会をお願いする理由を、

「経費削減」と答えた人は要注意です。

 

Dが一番高額になる可能性があります。

 

つまり、
 (料理・引き出物代など)
+(司会者へのお礼)
+(持ち込み料)となるからです。

 

プロではない友人知人へのお礼は、
司会料として3万円程度が相場です。

 

その方からご祝儀をいただいた場合には、
その金額も上乗せします。

 

   ♡

 

司会者の持ち込み料については、
クレーゾーンのところが多いので、
(人によって対応が異なる場合があるので)、
相場はわかりません。すみません。

 

しかし、
場所によっては、
その式場に司会をお願いする金額と同額だった、
という驚きの声も届いています。

 

東京都内のホテルなら、
8万円から10万円、

といったところでしょうか。

 

そう考えると、

かなりのお値段に、
なってしまう可能性があります。

 

   ♡

 

私は、親友の結婚披露宴で、
司会をすることができませんでした。

 

残念ながら、

持ち込み100%不可だったのです。

 

しかし、
ある一流企業の重役からご依頼があり、
お嬢様の披露宴で司会をした際には、
同じ会場だったにも関わらず、

すんなりと持ち込み許可がおりました。

 

持ち込み料も全く無しです。

 

ここは誰もが知っているような、
有名な結婚式場でした。

 

このように、

人によって対応が変わるような会場も、
無いとは言えないのです。

 

   ♡

 

友達に頼めばいいや…と、
簡単にお考えの方も多いと思います。

友人知人に司会をお願いする予定の方は、
式場が決まった時点で、
・持ち込みはできるのか?
・持ち込みに条件はあるのか?
・持ち込み料はいくらかかるのか?
この3点を、必ず確認してください。

 

見積もりにはなかったのに、
後から請求されて、
トラブルになったというケースもあります。

 

これは司会に限ったことではありません。

 

どのようなことでも先に確認することが、

大切ですし安心です。

 

次回は、

持ち込み司会者について、
お金以外のことに、
踏み込んでみたいと思います。

 

※本文中にもあるように、
会場によって大きな違いがありますこと、
ご理解ご了承ください。

えっ?結婚式に、結婚指輪忘れた?

結婚式に持っていくものって、

結構多いことと思います。

 

結婚式・披露宴のあと家に帰らず、
そのまま新婚旅行に行く場合には、
さらに荷物も大量になってしまうでしょう。

 

リストを作り、
幾度も確認したから大丈夫。完璧!

 

ところが実際、
結婚式直前になって、
「あっ、忘れたーーーっ!」と、
やっと気付くわけです。

 

一生に一度の大切な日に、
忘れ物なんてしないはず。

 

そんな風に思われますが、
実は色々と忘れるものなのです。

 

家まで近距離だったり、

会場近くのお店で調達できる場合には、

ご両親や友人に走ってもらう…

 

それで何とかなる場合もありますが、
何とかならない物もあるのです。

 

コレを忘れちゃったら、

あなたはどうしますか?

某ホテル。

結婚式の担当スタッフが、

血相変えて社内を走り回っている。

新郎新婦の指輪を探すために…。

 

どこを?

 

社員の指です。

 

 

「なくしちゃった」のではなく、
「忘れた」のです、結婚指輪!!!

 

そう、
探しているのは、
新郎新婦に合うサイズの結婚指輪。

 

   ♡

 

その新郎・新婦、
ちゃんとチェックリストを作り、
忘れ物の無いよう、

 

しっかりと確認して家を出たそうです。

なのに、なぜ?

 

実は、
新郎のチェックリストにも、
新婦のチェックリストにも、
「結婚指輪」の項目がありませんでした。

 

どういうことかというと、
お互いに、相手が持ってくるものだと、
信じて疑わなかったというのです。

 

家と会場はかなり離れているため、
取りに帰る時間も、
誰かに取りに行ってもらう時間も、
勿論ありません。

 

近くのお店で、
適当に買ってくるわけにも行きません。

 

   ♡

 

さて、どうする?

 

「誰かに借りる」
それしか方法はありません。

 

両親・親族・友達…

ホテルや式場によっては、
予備の指輪が、
用意されているところもあるそうです。

 

それでもダメなら…?

 

エア指輪交換?

 

いえいえ、
そんなこと、あり得ません。

 

結婚式の式次第から、
結婚指輪交換の項目を外す、

つまり、

指輪の交換はおこなわない…
そうなることでしょう。

 

   ♡

 

先ほどの新郎新婦、
両親・親族・友人の中に、
お借りできる指輪はありませんでした。

 

予備の指輪は、
そのホテルには用意されていません。

 

では、
指輪交換を省略するしか…

 

「絶対にイヤーーーっ!」
新婦は泣き出してしまいました。

 

それで会場スタッフが、
社員から借りられないかと、
社内を走り回っていたという訳です。

 

幸いにも、
社員の指輪を借りることができ、
指輪交換も、無事おこなわれました。

 

   ♡

 

本当に良かった。

 

良かったのですが、
良かっただけでは、
済まないこともあるのです。

 

この時は、
ホテルの社員から借りましたが、
友人から借りる場合もあります。

 

あなたがもし、
貸す側の友人だったとしたら、
どう思いますか?

 

そうなんです。

 

貸さない、
貸したくない、
という人が圧倒的に多いのです。

 

指輪を貸したホテルの男性社員、
実は、まだ新婚でした。

 

「絶対にイヤだ!」

と拒否しましたが、
お客様のため…と言われ、
仕方なく差し出したそうです。

 

「将来離婚なんてことになったら、
    絶対に恨んでやる!」
とまで、言っていました。

 

幸いにも、
そんなことにはなっていませんが。

 

   ♡

 

結婚指輪は、
永遠の愛を誓った新郎新婦が、
その想いを形にして贈るもの。

 

誰にも触らせたくないほど、
大切なものなのです。

 

   ♡

 

もしどなたかにお借りした人は、
大切な指輪を貸してくださった方への、
感謝の気持ちを決して忘れずに。

 

これから結婚式をされる人は、
くれぐれも、
忘れないようにお気をつけください。

 

あっ!

持ち物チェックリストは、

新郎新婦一緒に作るか、

または、

必ず照らし合わせ確認してくださいませ。

 

※本文中の内容は,

  事実に基づくフィクションです。

  尚、あくまで私個人の意見であり、

  人によって考え方や意見が、
  異なる場合がありますこと、
  ご理解ご了解ください。