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プロフィール紹介・学歴編2

結婚披露宴で必ずおこなわれる
プロフィール紹介。

 

新郎新婦を知っていただくために、
とても大切なものであり、
お悩みもたくさん寄せられます。

 

前回に引き続き、
よくあるご質問に、
お答えしたいと思います。

 

今回は【学歴編 Part2】

Q.学歴に「中退」や「浪人」などがある場合、
    どのように紹介すべきですか?

 

Answer
色々な意味で、
お気になさる方が多い事案です。

 

特に「中退」に関しては、
「途中でやめる」というイメージから、
「結婚披露宴の場にはふさわしくない」
という印象をお持ちの方もいらっしゃいます。

 

気になるようでしたら、
◯◯中退」を

「◯◯入学(進学)」又は「◯◯を経て」
とされるのが良いのではないかと思います。

 

浪人は「卒業年」「入学年」を言わなければ、
誰にもわかりませんので、
特に触れなくても全く問題ありません。

 

一方、 
「特別な理由」があり、あえて紹介したい場合も、
勿論あることと思います。

 

例えば…

 

「本格的な音楽の勉強をするため、
大学中退を決意し、海外に渡った」

 

「自分のやるべき事を見つけるため、
1年間浪人して、
様々な仕事を実際に体験してみた上で、
進学する大学を決めた」など。

 

このように、中退や浪人したことに、
強い想いや意思などがある場合には、
あなたのお人柄をわかっていただく上でも、
紹介した方が良いかもしれません。

 

ただし、上記のように、
「中退」「浪人」という、
ストレートな言葉ではなく、
別の表現方法を用いることにより、
その印象もよりアップすることでしょう。

 

高校を中退された新郎に、
「◯◯高等学校を、
 2年生の時に、
 優秀な成績でご卒業された…」
そう紹介して欲しいと言われたことがあります。
「絶対にウケると思うんです!」と。

 

ですが結局は、新婦の猛烈な反対により、
「◯◯高等学校を経て◯◯会社にご入社…」
と、ご紹介することとなりました。

 

ウケ狙い…
ご友人だけの集まりなら、
それも良いかもしれません。

 

しかしながら、
上司や親族も出席されている場合には、
慎重な判断が必要です。

 

相手(新郎または新婦)や、

ご両親への配慮もお忘れなく。

 

付け加えると、
「中退」を「卒業」と偽るなど、
ウソはつかない方が賢明です。

 

その後のスピーチ内容と辻褄が合わない…
そんな心配があるからです。

 

事実は変えずに、
あなたにふさわしい表現方法・紹介方法を、
探してみてください。

 

   ♡

 

次回は【学歴編Part3】

自分は高卒、相手は大学卒なので、
コンプレックスを感じています。
学歴は言いたくないのですが、
どうしたら良いですか?

というご質問について、お答えいたします。

 

   ♡

 

【学歴編Part1】は、こちら
学校名や、入学・卒業年などは、
全てきちんと紹介した方が良いのですか?

 

尚、本文に記載いたしました内容は、
私個人の意見でありますことを、
ご理解・ご了承くださいませ。

プロフィール紹介・学歴編1

披露宴で必ずおこなわれるのが、
新郎新婦のプロフィール紹介です。

 

ご披露宴の開会直後、
もしくは、
開会→ウエルカムスピーチの次に
おこなわれるのが、一般的です。

 

司会者からの紹介が多いようですが、
ご出席者にご紹介いただくケースや、
VTRを使用する場合もあります。

 

中には、
ご自分たちでおこなう新郎新婦も…。

 

また、ご媒酌人を立てる場合には、
ご媒酌人にご紹介いただきます。

 

このように、
スタイルは様々ですが、
主役のお二人を紹介しないということは、
まず、ないでしょう。

 

それだけに、
その内容に頭を悩ませている人も、
多いのが事実です。

 

その中から、
よくあるご質問に、
お答えしていきたいと思います。

 

今回は【学歴編 Part1】

 

Q.学校名や、入学・卒業年などは、
   全てきちんと紹介した方が良いのですか?

Answer

結論から申しますと、

「あなたが聞いて欲しい部分」
「お客様が興味を抱くであろう部分」
だけで良いと思います。

 

仮に私が、K幼稚舎出身だとしたら、
「言いたい!」って思います。

 

でも、実際には近所の幼稚園でしたので、
あえて言う必要もないと判断します。

小学校・中学校も、同様です。
ごくフツーの公立学校ですから、
特に言うまでもありません。

 

高校名や大学名については、
「知って欲しい人」
「知られたくない人」がいます。

知って欲しい場合には紹介し、
知られたくない場合には、
「高校(大学)を卒業後…」で、
全く問題ありません。

 

入学年月・卒業年月については、
細かく丁寧に紹介しても、
お客様はあまり聞いていないものです。

 

現在、国内ではほぼ、
卒業は3月・入学は4月であるため、
◯◯年3月◯◯中学校卒業
◯◯年4月◯◯高等学校入学
◯◯年3月◯◯高等学校卒業
◯◯年4月◯◯大学入学
◯◯年3月◯◯大学卒業
このように全部紹介すると、
ちょっと重たい感じがします。

 

ですから、
重要なところだけ、
もしくは、
最終学歴のところだけで十分だと、
私は思います。

 

限られた時間の中ですので、
必要ないところを省くことも重要です。

 

また、
たくさんの事を詰め込み過ぎてしまうと、
一番聞いて欲しい事、肝心な話が、
伝わりにくくなってしまいます。

 

就職活動などで提出する、
「履歴書」ではありませんので、
シンプルな方が良いのではないでしょうか。

 

  ♡

 

次回は【学歴編Part2】
「中退」や「浪人」などがある場合、
  どのように紹介すべきですか?
というご質問について、お答えいたします。

 

尚、本文に記載いたしました内容は、
私個人の意見でありますことを、
ご理解・ご了承くださいませ。

結婚式参加を拒む人が続出⁉︎

結婚式場って、

どのようにして選ぶのでしょうか?

 

・実際に見学して素敵だったから

・出席したことがあり良かったから
・スタッフの感じが良かったから
・評判が良かったから
・立地が良かったから
・お値段が手頃だったから…など、
きっと様々な理由があることと思います。

 

そして、
自分たちならではの結婚式をしたい…
そう思っている人も多いはず。

 

きっと
出席者も喜んでくれるだろう。
きっと
私たちの結婚式を
いつまでも忘れないでいてくれるだろう。
そんな想いで決めた特別な結婚式。

 

ところが当日、
いよいよ結婚式が始まろうとしたその時、
「やっぱり参加できない」
という人が現れました。

 

するとそれが合図であったかのように、
「私も」「私も」「私も」…と、
10名以上の人が、
次々と会場を出て行ってしまったのです。

 

一体、どうしたというのでしょうか?

新郎新婦は、
共通の趣味である、
スキューバーダイビングを通じて出逢い、
やがて交際が始まりました。

 

海が結んでくれた二人の縁。
結婚式は海で挙げようと決めました。

 

「海」と言えば「船」。
「船上ウエディング」は多くの人の憧れです。
二人も「これだ!」と思いました。

 

「船上ウエディング」は、
とてもロマンチックです。
新郎新婦だけでなく、出席者にとっても、
素敵な思い出になることでしょう。

 

ところが、
その日の新郎新婦と出席者にとっては、
とても残念な思い出になってしまったのです。

 

原因は、
船の「選び方」に、ありました。

 

「なぜ」「どのようなルート」で、
その船を選んだのかはわかりません。
でも、一目見て、イヤな予感がしました。
そして、その予感は的中してしまいました。

 

結婚式の開始の少し前から、
お客様の乗船が始まりました。
船内の通路や座席間隔はかなり狭く、
例えるなら、混雑したマイクロバスの車内。

 

どんな船でも揺れるのは当然なのですが、
出席者が乗り込むたび、通路を歩くたびに、
ものすごく大きな揺れになっています。

 

最後に乗り込んだのは、
新婦のお祖母様。
車椅子でした。
とても可愛がってきたお孫さんの結婚式を、
何ヶ月も前から、心待ちにしていたそうです。

 

しかし、乗船して間も無く、
「やっぱり参加できません。無理です。」
そう言って、親族の介助で下船してしまいました。

 

すると他の出席者の中からも、
「私もちょっと無理そうなので…」と、
参加辞退の希望が、相次ぎました。

 

そう、「船酔い」です。

 

乗船から、出港を待つ間、
次第にみんなの顔色が悪くなっていきました。
多くの人が船酔いしてしまったのです。

 

船が港を出てしまったら、
途中でおりるわけにはいきません。
決断するなら、今しかないのです。

 

結局、十数名の人を港に残し、
結婚式はスタートしました。

しかし、盛り上がることができたのは、
ごくわずかな人たち。
多くの人が結婚式どころではなく、
船酔いと戦っているように見えました。

 

救いだったのは、
地上のレストランに、
お食事の席が用意されていたこと。
船上を、ドリンクと軽食のみにしたことは、
大正解でした。

 

船が港に到着すると、
結婚式に参加しなかった人たちが、
新郎新婦を笑顔で迎えてくれました。

 

結婚式に参加した人たちは、
ホッとした表情で船をおり、
レストランに向かいました。

 

お食事会はどうか盛り上がりますように…
祈るような想いで、その後ろ姿を見送りました。

  ♡

せっかくの素敵な企画。
もし違う船を選んでいたら…と、
残念でなりません。

新郎も新婦も、全く船酔いしないため、
きっと気が付かなかったのでしょう。

 

普段とは違う環境に身を置く場合、
出席者への心配りは、より重要になります。

 

新郎新婦のみならず、
出席者全員が心地よく楽しく過ごせる、
素敵な結婚式・披露宴がおこなわれますように…。

重すぎる贈り物

3月9日は「サンキューの日」

 

結婚式・披露宴は、

新郎新婦からの「サンキュー」が、
いっぱい詰まっています。

 

上司、同僚、友人、親族、ご両親、
そしてパートナーへ。
式場のスタッフさんへのサンキューも、
あるかもしれません。

 

その中でも特に深いのは、
やはり、お父様お母様への、
感謝の想いではないでしょうか。

 

ご披露宴のクライマックスである、
「ご両親への花束贈呈」は、
幾度立ち会っても涙が溢れます。

 

その「花束贈呈」に、
「花束ではない物」を贈呈される方も、
多くいらっしゃいます。

 

ご両親にとっては、
何を贈られても嬉しいもの。

 

しかしながら、
「とっても嬉しかったし、感動した。
 でも、ちょっと…」
という贈り物があったんです。

 

さて、
それは何だったと思いますか?

その答えの前に、
ご両親に何を贈呈されるのか…
少し触れておきたいと思います。

 

やはり圧倒的多数は「花」です。
お母様には花束を、
お父様にはブートニアを贈られるのが、
主流となっています。
長期保存が可能な、
プリザーブドフラワーも人気です。

 

理由は?
・お花が好き、又は、花が一番喜ぶ
・華やかで、見栄えがする
・結婚式には花がよく合う
・他に何を贈ったら良いかわからない
・花束を贈るものだと思っていた
ほぼ、こんな感じです。

 

花以外のものは?
・写真(額入り・アルバムなど)
 →前撮りした婚礼衣装での写真
 →幼い頃からの写真をアレンジ
・花嫁人形
・お酒などの嗜好品
・商品券
・旅行券
などがあります。

 

では本題。
「とっても嬉しかったし、感動した。
 でも、ちょっと…」
という贈り物は、何だったのでしょう?

 

おわかりになりましたか?

 

答えは、
「ウエイトベア(weight bear)」でした。

 

生まれた時の体重と同じ重さの、
クマのぬいぐるみです。
足の裏に、
・名前
・生年月日時間
・生まれた時の体重
などが刺繍で書かれています。

 

物凄く人気がある商品です。
受け取ったご両親にも喜ばれます。

クマ以外にも、
いろいろな種類のぬいぐるみがあります。
お米で作られた商品もあります。

 

ではなぜ、
「でも、ちょっと…」
だったのでしょうか?

 

それは、
「重い!重すぎる!!」
ってことだったんです。

 

新婦の生まれた時の体重は、
何と!4500グラム!!

 

私がお聞きした中で、
男女合わせて一番重い!
それも、飛び抜けて重い!!

 

ぬいぐるみを抱いたお母様の手は、
しばらくするとプルプル震え始めました。

 

通常はその後、
お客様のお見送りが済むまで、
抱いている方が多いのですが、
このベアは椅子に座っていました。

 

ウエイトベアには、
「生まれた時の感触を思い出して欲しい」
「これからも、ずっと忘れないで欲しい」
そんな気持ちが込められています。

 

お母様は、
「あの時も重くて大変だったけど、
 私もまだ若かったから…。
 今じゃとても無理です。」
と、おっしゃっていました。

 

「でもお陰で、幼い頃の娘を、
 昨日のことのように、
 思い出すことができました。
 嬉しかったし、感動しました。」

 

「ただし、
 家で渡して欲しかった…」とも(笑)

 

抱かれる気がないものを抱くのは、
とても重いものです。

 

この新婦のように、
4000グラムを大きく超える場合には、
ちょっと対策を考えておいた方が、
良いかもしれませんね。

 

老婆心ながら…。

まさか!本当に作動するなんて

突然ですが、

「クラッカー」ってご存知ですか?

 

食べる「クラッカー」ではありません。

 

紙でできた円錐のてっぺんに紐がついていて、
それを引っ張ると、
パンッ!という大きな音と共に、
中から紙テープなどが飛び出してくる、
アレです。

 

あなたは、
披露宴で目にしたことはありますか?
持ち込んだ経験はありませんか?

 

大切な友人の晴れ舞台、
華やかにお祝いしてあげたい、
そんな気持ち、とても素晴らしいと思います。

 

でも、
そのお祝いの気持ちが、
大変な事態を招いてしまったんです。

 

一体何が起こったというのでしょうか?

キャンドルサービスで入場する際に、
新郎新婦登場とともにクラッカーを鳴らす、
そんな演出がとても流行った時期がありました。

 

実は、昔のクラッカーには、
ほとんど火薬が使われていたんです。
使用すると火薬の匂いが漂ってきた…
そんな記憶をお持ちの方も、
いらっしゃるのではないでしょうか?

 

キャンドルの炎+火薬=非常に危険!

でも、中に火薬が仕込まれていることまで、
気が回らないのが普通です。

 

サプライズ演出なので、
コソッと準備していることが多いため、
発見がとても難しく、
注意するにも限界がありました。

 

「クラッカーは非常に危険ですので、
 使用はご遠慮ください…」
そうアナウンスをしても、やっぱり使っちゃう。

 

万が一のことを考えなくてはならないのですが、
まあ火薬の量もそう多くはないはずですから、
それが原因で何かが起こったということは、
聞いたこともありませんでした。

 

しかし、ある結婚式場で、
その「万が一」が、
ついに起こってしまったのです。

 

新郎新婦の入場から間も無くのこと、
突然、天井から大量の水が降ってきました。

 

そう、クラッカーに、
スプリンクラーが反応してしまったのです。

 

新郎新婦も、
お客様も、
テーブル上のお料理も…
みんな水浸しです。

 

まだ披露宴中盤、
この後、キャンドルサービス、余興…
一番のクライマックスとも言える、
ご両親への花束贈呈もあります。

 

さて、どうしたと思いますか?

 

後日、
全てのお客様にもう一度集まっていただき、
披露宴を最初からやり直したのです。

 

新郎新婦を喜ばせたい、
披露宴を盛り上げたい、
そんな思いやりの心が、
こんな結果を招いてしまうとは…

 

火災が起こらなかったこと、

負傷者が出なかったことが、

せめてもの救いです。

 

火薬なしのクラッカーも販売されています。

そちらを選べば全く問題ありません。
ご購入の際には、くれぐれもお気をつけください。
念のため…。

神様は、時に強引である

運命の人とは、

赤い糸で結ばれているらしい。

 

でも、
出逢えない人がいるのは何故?
神様が、結び忘れちゃったの?

 

それはきっと、
結び忘れたのではなく、
結ばれた糸が、
どこかで絡まっているからに、
違いありません。

 

そして、

赤い糸で繋がった二人を、
なんとか引き合わせるために、
神様も必死に台本を作っているようです。

 

しかし時には、
かなり強引とも言えるストーリーを、
思いついてしてしまうことが…。

 

まるでドラマのような、
その衝撃的なストーリーとは?

志穂さんと彼は、交際3年。

高校時代のクラスメイトだったことから、
出逢ってからは、
もうかれこれ10年にもなります。

そのためか、恋人というよりも、
友達のようなカップルでした。

 

その日二人は、彼の家で、
ゲームに熱中していました。
ゲーム好きの二人には、
よくある休日の過ごし方です。

 

そこへ「ピンポーン」と、

玄関チャイムの音が。

 

「もー、こんな時に誰だよ」と、
ゲームを中断された不満を口にしながら、
彼がドアを開けると、
そこに立っていたのは、彼の幼馴染でした。

 

「おー、久しぶりだなあ。何年振りだ?」
「お前、ちっとも変わってないなあ〜」
「お前こそ!」
と、いきなりマックスで盛り上がる二人。

 

「あっ、ちょうど良かった。
 今、彼女が来てるんだ。
 紹介するよ。」

 

部屋に通され、

「初めまして、中野 雄貴です」
「初めまして、里崎 志穂です」

そう挨拶を交わした二人ですが、
心の中では同時に、
「あっ!」と叫んでいました。

 

偶然、知り合いだったのでしょうか?

 

イイエ、そうではありませんでした。

二人とも
「(運命の人は)この人だ!」
という衝撃が走ったのです。

 

そして、
彼もまた、同じ瞬間に、
「もしかしたらこの二人、
 結婚することになるんじゃないか?」
なんとなくそんな予感がしました。

 

それから2年。

 

志穂さんは…

 

“中野 雄貴さん” と、結婚しました。

 

元彼は、二人の親友として、
結婚式に出席してくれました。
新しい恋人(婚約者)を伴って…。

   ♡
信じられませんが、
事実、何の争いごともなく、
自然と幸せな結果になったのだそうです。

 

奇跡?
それとも、
やはり最初から、
運命の赤い糸が繋がっていた?

 

それにしても…
円満におさまったから良かったものの、
神様、そのストーリー、
少し強引過ぎやしませんか?

 

※この話は、事実に基づいたフィクションです。
登場人物は、すべて仮名です。

男性にもマリッジブルーがあるのか?

結婚式を目前にした新郎新婦。

これまでの人生で、
一番幸せな時期と言えるでしょう。

 

しかし、
人間の心は、繊細かつ複雑なもの。

 

マリッジブルーを経験している女性は、
7割とも、8割とも、
言われています。

 

二人で育んできた愛が、
実を結ぼうとしているまさにその時、
悲しい道の方を選択してしまう人も。

 

あなたは、
そして、
あなたの愛する人は、
こんな気持ちになっていませんか?

友加里さん(仮名)29歳は、
2年前、友人の紹介で、
一つ年上の浩孝さん(仮名)と出逢い、
ちょうど一周年の記念日に、
プロポーズをされました。

 

それからは結婚情報誌を読み漁り、
インターネットを念入りにチェックし、
ホテルや結婚式場も、
たくさん見て回りました。

結婚式当日を思い描きながら、

それは楽しく幸せな時間を共有していました。

 

ところが式場が決まり、
詳細の打ち合わせがスタートすると、
次第に彼の態度に、
変化が感じられるようになっていきました。

 

例えば衣装選びの日はこんな調子でした。

 

「ごめん、俺、急な仕事が入って、
 行かれなくなっちゃったんだ。

 

 ドレスは、自分が気に入ったものにすればいいよ。
 友加里はスタイルいいし、美人だし、
 何でも似合うよ。

 

 どうしても心配なら、
 お母さんについて行って貰えば?

 

 あっ、ついでに俺の衣装も決めちゃって。
 友加里はセンスがイイから、
 安心して任せられるよね。

 よろしく〜。」

 

その後も似たようなことが繰り返されました。

 

「素敵な結婚式にしようねって、
 あなたも言ったよね?
 あれ、嘘だったの?
 何で協力してくれないの?
 結婚式なんて、どうでもいいの?」

 

友加里さんの心の中には、
苛立ち、怒り、悲しさ、寂しさ…など
幸せな想い以外の感情が、
どんどん湧き上がるようになりました。

 

友加里さんの顔からは、
幸せな表情や笑顔が消えていき、
やがて、
声を荒らげることも、
反論することも、
彼に期待することもなくなりました。

 

「結婚式も、結婚も、
 両方やめたい…」

 

同じ頃、彼は友人にこんな話をしていました。

 

「男にも、マリッジブルーってあるのかな?

 結婚式場を見て回って、
 ああしよう、こうしたい、そう考えていた時は、
 本当に楽しかったんだ。

 

 友加里が幸せそうにはしゃいでいる姿を見て、
 可愛いなって思ったし、
 彼女が喜んでくれるなら、
 何でもしてあげようって思った。

 

 それがさあ、
 具体的なことを決めるようになったら、
 熱くなっていた感情が、
 スーッと冷めていくような気がしたんだよね。
 夢の世界から、
 現実の世界に引き戻されたっていうのかな。

 

 つまり会社の業務をこなしているのと、
 全く同じ感じなんだよね。

 

 最近は、彼女に任せっきりになっちゃってて、
 悪いなあとは思うんだけど…。」

 

それを聞いた友人は、
厳しい口調で、こう告げたのです。

 

「それってマリッジブルーじゃないでしょ!
 ただの、現・実・逃・避。

 

 心配なのは、
 浩孝じゃなくて、友加里ちゃんの方だよ。

 彼女のこと、
 ちゃんと見てるか?
 彼女の気持ち、
 ちゃんと考えてあげてるのか?

 

 今、現実をしっかり受けとめないと、
 取り返しのつかないことになるぞ!」

 

友人の言う通りでした。
危うく取り返しのつかないことになるところでした。

 

友加里さんは当時の自分を振り返り、
こう語りました。
「マリッジブルーというよりも、
 まるで鬱病のようでした」と。

 

友人の一言が、
二人の危機を救ってくれました。

 

そして迎えた結婚式当日、
二人は最高に幸せな笑顔を見せてくれました。

 

確かに男性にも、
マリッジブルーはあるそうです。
もしかしたら浩孝さんの場合も、
マリッジブルーだったのかもしれません。

 

夢を見るのは楽しい。
でも大切なのは、
幸せな夢をたくさん見ることではなく、
いかに現実を、
幸せな世界に作り上げていくか…
ではないでしょうか?

 

せっかく運命の人と、

出逢うことができたのです。
しっかりと手を繋いで、
一緒に歩いて行って欲しいと思います。

どんな時も、
そして、いつまでも…。

 

※本文中のエピソードは、
事実に基づくフィクションです。

あの赤信号が、二人の運命を決めた?

ほんの一瞬の出来事が、

その後の人生を変えてしまうことがあります。

 

あの時あの瞬間がなければ、
私は今どうなっていただろう…
あなたもそんな風に思ったこと、
ありませんか?

 

あの時、

もし信号が「青」だったとしたら…?

大輝さん(仮名)は、

日本企業の海外支店に勤めるビジネスマン。

入社3年目、
海外赴任はまだ1年であるため、
取引先への訪問は、
上司と一緒というのが通常でした。

 

しかしその日は、
上司の都合により現地集合だったため、
たまたま一人でタクシーに乗り、

目的地に向かっていました。

 

ある交差点で、

タクシーは赤信号で停車しました。

と、ちょうどその時、

電話がかかってきたのです。
登録のない番号からの着信でした。

 

上司と一緒なら間違いなくスルーですが、
その日は一人。
誰だろう?
と思いながら電話に出てみたのです。

 

するといきなり
「右側を見て!」と、叫ぶような声が。

 

慌てて窓の外に目を向けると、
人混みの中に、
大きく手を振る女性の姿を見つけました。

 

あっ!
と思った瞬間、
信号は青に変わり、車は走り始めました。

 

留学先の大学で一緒に学んだ、
当時のゼミ仲間でした。
彼女は学生時代、
密かに大輝さんに憧れており、
電話番号だけは、
お守り代わりに残していたそうです。

 

それから1年後、
大輝さんは本社勤務となり、帰国しました。

 

そう、彼女も一緒でした。

 

双方のご両親、ご親族の温かな祝福に包まれ、
国際結婚という形で、
二人の愛は実を結んだのです。

 

「まるで映画のワンシーンみたいでした」と、
二人は幸せそうな笑顔で話してくれました。

 

あの交差点で、

タクシーが赤信号で停まったこと。

その一瞬の奇跡が、
二人の人生を大きく変えることになるとは、
一体誰が想像できたでしょうか…。

 

※文章中のエピソードは、
実話に基づくフィクションです。

結婚式に、選んではいけない季節って?

結婚式を、

何かの記念日におこないたい、

そう思う人はたくさんいます。

 

もしかしたらその季節は、

人によってですが、

結婚式の日に選ばない方が、

良い場合もあるんです。

 

あなたの記念日はいつですか?

二人が初めて出逢った日、

交際がスタートした日、

プロポーズの日、

どちらかのお誕生日、

どちらかのご両親の結婚記念日…etc

 

記念日に結婚式を重ねることで、

より忘れられない大切な日にしたい、

そんな想いで決める人も、

多いのではないでしょうか。

 

結婚式場って、

挙式の何ヶ月も前に、

予約することが多いと思います。

特に、記念日におこないたいという人は、

その日が他の人の予約で埋まってしまう前に、

早い時期に済ませることでしょう。

 

その時にうっかりしてしまうのは季節のこと。

 

注意が必要なのは

「花粉の季節」なんです。

 

スギの他にも、ヒノキや白樺などがあります。

春だけでなく、秋の方が深刻な人もいます。

 

例えばスギ花粉症の人なら、

2月頃から

「あー今年も、もうそろそろ…」って

思いはじめます。

 

でも、

7月とか8月とか、全く関係ないシーズンに、

スギ花粉のこと、思い浮かべたりしますか?

あまり考えない人が多いはず。

 

だからこそ、

結婚式当日「しまった!」と思う人が多いのです。

 

特に花嫁。

 

ボックスティッシュを持参され、

「これ、高砂席に置いてください!」

そうおっしゃったご新婦がいます。

さすがに家庭用のボックスでは目立つので、

ホテルの白い小さなティッシュボックスを置き、

なくなったら交換…という形をとりました。

 

花嫁が出席者の前で鼻をかんでいる姿も、

あまり美しいとは言えませんが、

写真を撮られるということも忘れてはいけません。

 

プロの撮影だったら、修正してくれるでしょうが、

友人のカメラに記録されるのは、

お化粧がはがれた真っ赤なお鼻の花嫁。

まさかマスクをするわけにもいかないですし(笑)

 

お薬で症状を抑えている人も多くいますが、

それによって体調が思わしくない場合もあり、

せっかくの結婚式・披露宴が、

辛かった思い出と後悔ばかりになりかねません。

 

花粉症の他にも、かぶれが出たり、咳が出たりと、

季節によって何らかの変化があらわれる人は、

結婚式の日取りを決める際に、

くれぐれもそのことをお忘れなく。

 

良い季節なだけに、勿体ないけど…

結婚式、いつにする?

 

結婚式の日取りを選ぶ方法。

1、記念日(出逢った日、誕生日など)

2、数字(いい夫婦の日など)

3、季節(ジューンブライドなど)

4、六曜(大安・友引など)

5、なんとなく

ほぼ、このどれかに含まれるのではないかと、

大きく5パターンに分類してみました。

 

そのうち、①②を選んだ人には、

「一生(毎年)忘れないように!」

もしくは、結婚するお相手に対して、

「一生(毎年)忘れないでね!」

という想いが、特に強い傾向がありました。

 

あっ!

忘れない人が多い、

という意味ではないので、

呉々も誤解なさいませぬように。念のため…

 

平成3年3月3日、

その日は奇しくも「日曜日」そして「大安」。

特に午後3時の挙式には予約が殺到しました。

元号が昭和から平成に移ったその瞬間に、

約2年先の結婚式を予言、いえ、決心した人が、

一人や二人ではなかったことに、

とても驚いたのを覚えています。

 

平成3年3月3日3時33分に婚姻届を提出した…

そんな人も多かったと記憶しています。

 

あなたの結婚式や入籍の日は、

いつですか?

 

例えどのように選んだ日であっても、

愛する人と共に第一歩を踏み出す日、

一生大切にできるといいですね。