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披露宴で新郎が泣いたら変?

サプライズ

結婚式・披露宴で涙するのは、花嫁とその両親だけではありません。 新郎や新郎の両親だって、同じように溢れる想いがあるのです。 新郎や新郎の両親が披露宴で泣くことを、あなたはどう思いますか?  結婚式の1週間ほど前、ある新郎のお母様のところに、新郎の友人から電話がありました。 「新郎についての思い出や、 今の気持ちなどを書いて欲しい」と。 余興で使うためという説明を受け、当日持ってくるようお願いされました。 とにかく書いてと言われ、お母様はどんな余興なのかもわからず、思いついたことを箇条書きにして、当日ご友人に渡しました。    ♡ ご披露宴の開宴少し前、そのご友人がお越しになり、披露宴の進行について尋ねられました。 ・ご両親への新婦の手紙があるかどうか?・お色直し退場はどうなっているか?この2点でした。 ・花嫁の手紙は有り・新婦はお父様とお色直し退場、 新郎は一人で退場そのようにお話ししました。 すると、「できれば新郎の退席は、 新郎のお母さんと一緒にして欲しい」そうおっしゃいました。 そして、「これ、お願いしたいのですが…」と、レポート用紙3枚に書かれたメモを、手渡したのです。 メモは新郎のお母様が書かれたもので、それを退席の時に話して欲しい、そういうことでした。 新郎にも新郎のお母様にも、絶対に言わないでください…とも。    ♡ 新郎のお召し替えの時間になりました。新郎が高砂を降りた時、新郎のお母様をお呼び出ししました。 新郎もお母様も、わけがわからないという表情で、高砂席前に並んでお立ちになりました。 そして…    ♡ 新郎が大きな産声をあげ、元気いっぱいで生まれてきた日のこと… 男ばかり4人の子を育てたご苦労… 子どもの頃の懐かしい思い出… 子どもたちのおかげで、母である自分自身も頑張れたこと… 上司や同僚、友人たちへの、感謝の気持ち… 新婦という素敵な娘ができて嬉しい、家族みんなで大切にしていきたいこと… 生まれてきてくれて、ありがとう…と。    ♡ メモをお手紙に変え、お母様の想いをお伝えしました。 お二人の目からは、涙が溢れて止まりませんでした。 そして、このサプライズは全て、ご友人が計画してくれたことを話すと、会場から聞こえていたすすり泣く声も、更に大きなものとなりました。    ♡ 新郎のお人柄からして、事前にお母様との退席を打診していたら、きっと断られたことと思います。 新郎のお母様も、メモだったから書いてくださったものの、お手紙としてお願いしていたら、ご遠慮なさったことでしょう。 ご両親やご兄弟のことをよく知っていて、特にお母様にはお世話になったことから、ご友人たちは、披露宴だからこそできることをしたい、披露宴でしかできないことをしてあげたいそう思ったそうです。 ご友人が、「花嫁の手紙」の有無を確認したのは、新婦に対する思いやりでした。 もし「花嫁の手紙」がなければ、余興で使うつもりだったようです。 また、花束贈呈時にしなかったのも、新婦の手紙と被らないための配慮でした。 そのあとお母様はご友人たちのお席を訪れ、「あんたたち何やってるのよ!」と言いながらも、ご友人たちの手をしっかりと握りしめ、また目を潤ませていらっしゃいました。    ♡ 「マザコンだと思われたらどうしよう」そう心配している新郎や、「子離れできていないみたいで恥ずかしい」そう思う新郎両親も多くいらっしゃいます。 「新郎が泣いたらおかしいですか?」「新郎の両親が泣いたら変ですか?」そういう質問も多く寄せられます。 考え方は人それぞれであり、そう感じる人もいないとは言いません。 でも実際の披露宴では、泣いている新郎や新郎のご両親、たくさんいらっしゃいます。 そしてそれを見た出席者も、その多くが共感し感動しているのです。 結婚とは、「嫁をもらうこと」ではなく、「親から独立し新しい家庭を築くこと」という感覚に変化しています。 ですからご両親へ抱く想いは、新婦だけのものではなく、新郎のものでもあるのです。 また、新郎の両親・新婦の両親、どちらの親にとっても、巣立つ子への様々な想いがあって、当然と言えるでしょう。 泣きたければ泣けばいい。 伝えたい想いがあるなら伝えればいい。 一生に一度の結婚式・披露宴を、悔いのないものにすることこそが、一番大切なのではないかと私は思います。  ※私個人の意見であり、  他の考え方を否定するものでも、  私の考えを押し付けるものでもないことを、  ご理解・ご了承ください。続きを読む

結婚相手に求めることとは?

出逢い

恋人募集中や婚活中の時には、誰しも「相手への条件」を、ある程度持っているものでしょう。 身長?職業?年収?家庭環境? でも、実際に結婚を決意したのは、その条件をクリアしたから…というわけではないようです。 では、結婚の決め手に繋がった、相手の一番好きなところとは、何だったのでしょうか?  新郎→新婦の好きなところ・明るい・優しい・面白い・無邪気・家庭的・前向き・頑張り屋・理解がある・いつも笑顔・よく気がつく・思いやりがある・しっかりしている   ・   ・新婦→新郎の好きなところ・誠実・優しい・穏やか・おおらか・心が広い・嘘をつかない・思いやりがある・何でも話してくれる・私のことを1番に考えてくれる・友達を大切にしている・両親を大切にしている・私の両親のことも大切にしてくれる   ・   ・   ♡ 新郎新婦から直接お聞きした、「相手の好きなところ」について、多いものを記載してみました。 意外と、平凡です。    ♡ 新郎としては… 仕事から帰った時、明るく優しく笑顔で迎えてくれる。 休みの日には、穏やかにのんびりと過ごさせてくれる。 仕事の疲れや、職場での嫌なことを、癒すことのできる奥様や家庭が、必要であり理想なのでしょう。 また、将来のことを考え、子育てにふさわしい環境づくりや、子どもに対する教育など、しっかりおこなうことができる相手を、本能的に選んでいるのかもしれません。 相手の好きなところについて、「美人」「可愛い」という点を、挙げる人もいますが、それが結婚の決め手になったという人は、あまりいません。    ♡ 新婦としては… いざとなったら、自分や家族を命がけで守ってくれる。 自分と家族のことを一番に考え、大切にしてくれる。 浮気はしない。 遠い将来のことまで考え、末永く幸せに暮らすために、旦那様となる人の人格を、重要視しているようです。 もちろん、生活するためにはお金が必要です。 少ないより多い方が良いと、誰もが思うでしょう。 でも、収入金額は、結婚の1番の決め手には、なっていないようです。 そもそも、正式なお見合いなどの場合を除き、お付き合いの段階では、年収の話などなかなかできないものです。 つまり、「この人と結婚しよう」と思った段階で、相手の年収を知らない人も多いわけです。 収入の多い少ないに関わらず、また、収入金額を知っているいないに関わらず、最終的にはそこではなく、人柄で相手を選んでいることが、多いということが推察されます。    ♡ 男女平等の世の中、女性の社会進出なども増え、男性・女性の区別が、なくなってきているようにも思えます。 しかしながら、やはり結婚相手に求めるものは、新郎は、新婦の女性らしさ、新婦は、新郎の男性らしさ、なのかもしれません。 結婚する・しないに関わらず、また未婚・既婚に関わらず、男性らしさ、女性らしさは、常に磨いておきたいものです。  ※私個人の意見であることを、ご理解ご了承ください。続きを読む

披露宴のスライド上映に秘密?

プロフィール映像

今は、いつでも簡単かつ大量に、写真撮影ができる時代になりました。 しかしながら、新郎新婦が子どもの頃といえば、20年以上前? となると、まだスマホも無く、カメラもフィルム時代。 今ほど頻繁に写真を撮る機会は、なかったかもしれません。 そのためか、プロフィールビデオなどの制作にあたり、「写真がない!」そう悩む方もいらっしゃいます。 そして、こんな秘密の話を、打ち明けてくれた人もいました。  ある披露宴で、スライドの上映がありました。 新郎新婦の写真を一枚一枚映し出し、それに合わせて、ナレーションを入れるというものです。 プロフィール写真は、ビデオでの上映が主流となっていますが、ナレーションを入れるとなると、録音よりもリアルの方が手軽です。 スライド上映であれば、お客様の反応を見ながら、タイミングの調整ができ、アドリブを入れることも可能なため、会場全体の一体感も期待できます。 その新郎新婦のケースでは、お互いの成長過程を逐一比較できるよう、同じ時代の写真を、同じ枚数選び、交互に披露することとなりました。 生まれたばかりの新郎↓生まれたばかりの新婦↓1歳の新郎↓1歳の新婦 こんな具合です。 一人っ子の新郎は写真が多過ぎ、二人姉妹の新婦は写真が少な過ぎ、双方のバランスを取るのが、とても大変だったそうです。 それでも打ち合わせの際には、なんとか同じ年代・同じ枚数の写真を、用意してきてくれました。 ナレーション原稿を作るために、写真を一枚一枚見ながら、エピソードなどをお聞きしていきます。 新郎側のお話が済み、次は新婦側です。 まず1枚目の写真を見ながら、生まれた時のお話を伺いました。 そして、2枚目に移ったその時でした。 新婦の口から、びっくりするような話が、飛び出したのです。 それは…    ♡ 「ここから数枚は、 私の写真ではありません!」 えっ? 「私、写真ないんです」 なぜ? 「実は私、 姉とそっくりなんです。  両親にとって姉は初めての子で、 嬉しかったのと珍しかったのとで、 写真は物凄くたくさん撮りました。  そして、 6歳違いで生まれたのが私です。  1枚目、生まれた時の写真は、 確かに私の写真です。  でも、 そこから先は、 同じ顔だから…という理由で、 私の写真は撮っていないんです」 そんなことが…。 「だから、 姉の写真にしちゃいました。  内緒にしてくださいね」 内緒は…もちろんです。 でも…それならば、その時代の写真は無しにして、ご自身が写っているものを、ご披露した方が良いのでは…? 「いいんです。  姉の写真を使うことで、 新郎とのバランスもとれるし…。  ほんとソックリなので、 両親と姉以外の人には、 絶対にバレないはずです!」    ♡ 結局、新郎側の枚数を調整し、最小限度3枚だけ、お姉様の写真を使うことになりました。    ♡ ご披露宴当日、新婦がおっしゃっていた通り、どなたにも気付かれることは、ありませんでした。 もちろん、ご両親とお姉様はわかったようで、微妙な表情をなさっていましたが…。    ♡ 当日の新婦とご家族の様子から見て、お姉様だけが可愛がられていたとか、そういう訳ではないようです。 むしろ、愛情たっぷりに育てられたからこそ、抵抗なくお姉様のお写真を、使うことができたのでしょう。 そもそも、問題があるご家庭なら、スライド上映をなさろうとは、思わないでしょうから…。    ♡ お約束通り秘密は守りました。 新郎新婦にも喜んでいただき、お客様にも楽しんでいただけました。 でも、本当にあれで良かったのか?と、何となくモヤモヤした気持ちになるのは、はたして私だけでしょうか…。  ※本文中の内容は、  事実に基づくフィクションです。続きを読む

会社は出逢いの場?

出逢い

出逢いって本当に色々。 その中で、昔も今も相変わらず多いのが、職場での出逢い。 共有する時間も長く、仕事ぶりや、人柄などを見て、心惹かれていく… 社内で出逢うって、どんな感じなのでしょう?  《同期入社》 「入社時から気になった」「一目惚れ」という人もいれば、「全く何も感じなかった」「好きになることはないと思った」という人まで色々です。 でもやはり、不安な時、悩みがある時、頼りになるのは同期。 相談したり、相談に乗ったり、また、一緒に遊びに行ったりするうちに、いつしか自然と、お付き合いが始まっている、そんな人が多いようです。 《社員旅行で》 「仕事の時とは、 違う一面を見てドキッとした」「気が利く子だなあ〜と思った」「仕事では厳しくて怖いが、 プライベートでは優しかった」 仕事中にはわからなかったこと、普段とは異なる雰囲気… 仕事から解放された空間だからこそ、ゆとりのある心で、相手を見ることができるようです。 また、大きな会社では、社員旅行で初めて顔を合わせることも。 普段電話では、仕事上のやりとりがあるものの、会ったことはない相手。 「初めて会った気がしなかった」「素敵な人でビックリした」 会うのは初めてでも知った仲、お互い話題に困ることはないため、意気投合しやすいのかもしれません。 《どちらかが指導係》 新しい部署に配属された際、仕事を教えてくれた相手に恋をする。 「すごく優しかった」「丁寧に教えてくれた」「悩みまで聞いてくれた」 人って不安が大きい時には、優しさが心にしみるもの。 恋が生まれるのも、そんな瞬間なのかもしれません。 《先輩や同僚》 「失敗した時、フォローしてくれた」「自分がミスした時、 その責任をかぶってくれた」「残業を手伝ってくれた」 いつも一番近くにいて、信頼関係で結ばれている。 それが恋に発展しても、何ら不思議はありません。 《上司》 「カッコイイ」「仕事ができる」「優しい」「スーツ姿が素敵」 見た目だけでなく、仕事もでき、さらに優しい。 包容力ある大人の魅力に、憧れから恋へと発展することも。 10歳年上、20歳年上などと、年の差婚が多いのも頷けます。    ♡ 相手が会社の人であれば、仕事ぶりも人柄もよくわかります。 ですからお付き合いしても、「こんなはずじゃなかった」ということが、少ないのでしょう。 また、仕事への理解もあり、年収などもある程度わかるため、結婚へも発展しやすいと考えられます。 「社内結婚は絶対イヤ!」という人も多いようですが、良い出逢いがないとお悩みなら、一度社内を見渡して見るのも、婚活の一つになるかもしれません。続きを読む

披露宴の出席人数、両家のバランス気になる?

出席者

披露宴では、新郎側・新婦側のバランスを、気にする人も多いようです。 ・出席者の数・プロフィール紹介・主賓祝辞・スピーチ・余興の数などなど。 果たして、バランスって、どこまで重要なのでしょうか? そして出席者は、どこまで気にしているのでしょうか? 今回は、出席者数のバランスに、注目してみたいと思います。 「バランス」あなたは、気になりますか? バランス問題で、最初に発生するのが、「出席者の数」でしょう。 招待状をお送りする時点で、頭を悩ませている人が、大勢いるようです。 新郎側と新婦側の出席者、その数合わせは不可能に近いケースも、珍しくありません。    ♡ 【家族・親族の数】 例1父 一人っ子母 一人っ子祖父母の出席無し このケースでは、身内の参加は両親2人だけになります。親族無しということです。 例2父 3人兄弟母 3人姉妹兄 妻と子供3人姉 夫と子供3人祖父母2×2=4人 このケースの場合、上記だけで16名になります。 そこに、両親の兄弟姉妹と配偶者を合わせると、24名になるわけです。 もしも、例1の人と、例2の人が、結婚したとしたら… 両親・親族の出席者は、2名 VS 24名というわけです。 更にその家系のしきたりによって、従兄弟とか、祖父の兄弟とか本家とか…招待しなくてはならない親族は、限りなく増える可能性もあります。 少ない方に合わせた場合は2人です。 例2の祖父母も兄弟も、出席できないことになります。    ♡ 【仕事関係の出席者数】 新郎新婦ともに、一般的な会社に、正社員として勤務している場合は、比較的バランスが取りやすいでしょう。 しかし、・どちらかが経営者、・どちらかが契約社員やフリーター、・フリーランサーなど特殊な職業、・新婦はすでに寿退社、などの場合は、バランスを取るのがとても困難です。 職種によっても、関わっている人の数に、かなりの違いがあるはずですから、出席者数にも当然影響します。    ♡ 【友人の出席者数】 ごくわずかな友人と、深くお付き合いしている人もいれば、広い交友関係をお持ちの人もいます。 遠方出身の人は、宿泊費・交通費の負担を考えると、招待できる数に、限りもあるでしょう。 親族や仕事関係よりは、人数を合わせやすいかもしれませんが、最も出席して欲しいのは、やはり友人。 そう考えると、少ない方に合わせるのも、難しい気がします。    ♡ 【両親知人の出席者】 両親が、地元の有力者、会社経営者などの場合、両親関係の招待者も加わることが、少なくありません。 これも、両家、数を合わせるのは、難しいことが推察されます。 などなど…    ♡ そもそも、招待者のバランスに拘っているのは、誰なのでしょうか? 新郎新婦?両親?親族?出席者? 新郎・両親・親族は、体裁とか見栄とか、そのような理由から、気にする人も多いかもしれません。 では、出席者はどうなのでしょう? 例えば、あなたは席次表を、どうご覧になりますか? 新郎側の出席者何人、新婦側の出席者何人って、数えますか? 出席者の肩書き、すごいなあ〜、出席者300名、豪華だなあ〜、そういう風に思う人は、多いかもしれません。 でも、出席者のバランスに注目する人は、あまりいないのではないでしょうか? そもそも、(手作りのものは別として)一般的な席次表の場合、全く見ていないという人も大勢います。 つまり、一般の出席者は、両家のバランスについて、あまり気にしていないのでは、ないでしょうか? それよりも、人数調整のために、仲の良い友人に出席して貰えなかった、呼びたくない人まで招待することになった、そういうことの方が、残念だと思いますし、心配です。    ♡ どうしても気になる人は、席次表の「新郎友人」「新婦友人」などの記載を、新郎・新婦の文字を取り除き、どちらも「友人」とするだけで、問題が解決する場合があります。 招待したい人、出席したい人が、ちゃんと参加できることが、後悔の無い、素敵なご披露宴になる、第一歩なのではないかと私は思います。 ※本文中の内容は、一般的な披露宴に対する私個人の意見であり、立場や境遇によって見解が異なりますことを、ご理解・ご了承ください。続きを読む

新郎新婦と出席者の温度差(料理編)

出席者

素晴らしい結婚披露宴にしたい、新郎新婦なら、誰もがそう思っているはず。 では、その「素晴らしい」とは、どのような披露宴のことなのでしょうか? 素晴らしい披露宴とは…・出席者に喜んでもらえる・出席者に楽しんでもらえる・出席者に感謝の気持ちが伝わる・新郎新婦が楽しめる・新郎が素敵に見える・花嫁が美しく見える・両親が喜んでくれる…などなど、人によって重点を置くポイントが、異なることと思います。 もちろん、上記のようなこと全てを願う人も、多いことと思います。 しかし、そう願いながらも、素晴らしい披露宴にならなかった、そういう人も、いるのではないでしょうか? 今回は、「新郎新婦」の想いと、「出席者」の受けとめ方は、必ずしも一致しなかった… そんなケースの中から、お料理の選び方に関して、お話したいと思います。 あなたには、出席者の気持ちがわかりますか? あなたが出席者なら、新郎新婦の想いを、察してあげることができますか?とにかく一番大切なのは、ゲストに「出席して良かった」と、思ってもらえること…、 そう、お考えの人が、圧倒的に多いのではないでしょうか。 では、出席者は、どうしたら喜んでくれるのでしょう?    ♡ 悩みどころでもあるお料理。試食会に参加したり、友人や同僚に意見を求めたり、ネットで調べてみたりと、みなさんかなり苦労しているようです。 お料理を楽しみにしている出席者も、多いからでしょう。 しかし、新郎新婦が美味しいと納得し、高額なお料理を選んだとしても、出席者には満足いただけなかった、そんなケースもあります。    ♡ ある新郎新婦は… 新郎新婦の親族は、地方の不便な場所に住んでいる人が多く、こういう時だからこそ…と、フランス料理を選びました。 かなり高額なお料理でした。 あまり食べる機会もないだろうし、きっと喜んで貰えるはず、そう思ったのです。 しかし、あまり召し上がって貰えませんでした。 理由は、「食べたことないし、 味もよく分からない」とのこと。 お箸も用意されていましたが、フォークとナイフが、テーブルにいっぱい並んでいるのを、会場に入った瞬間、目にした段階で、気後れしてしまったようです。 残念ながら、新郎新婦の想いは、全く伝わらなかったということになります。    ♡ 披露宴には、いろいろな年齢層の人が集まります。お住いの地域も違います。 全ての人に喜んでいただくのは、確かに難しい場合もあると思います。 上司・同僚・友人・両親と、幅広い人たちの意見を採り入れ、広い視野で判断されることも、成功のポイントになるかもしれません。    ♡ こんな新郎新婦も… 披露宴の料理なんて、どうせ残す人が多いんだし、値段なんてわからないだろうし、そこにお金をかけるなんて勿体ない。 そう思って、お料理のお値段を、ものすごく抑えてしまったのです。 しかし、お料理のランクって、意外とわかってしまうものです。 案の定、出席者はかなり不満だったようです。 それは新郎新婦の意向であり、ホテル側には何の責任もありませんが、ホテルのスタッフは逐一文句を言われ、最後には、「絨毯(じゅうたん)の色が悪い!」とのお叱りまで受けてしまいました。    ♡ まあ、ここまで酷いケースは稀ですが、お料理に満足いかなかった披露宴は、後々までも、ずーっとそのことを、言われ続けてしまう可能性もあります。 人間って、食の欲求が満たされていると、少々のことは気にならないそうです。 お腹が満たされると、心も満たされる。 言い方を変えると、お料理に満足できないと、他の些細なことにも、不満が生まれてしまうのです。 「食べ物の恨みは恐ろしい」 お料理にかけるお金を少しでも浮かせて、他のことに回そうと考えている人は、十分お気をつけください。    ♡ 今回は、お料理について、お話させていただきました。 お料理は、出席者も期待している、重要なポイントの一つです。 金額の問題だけではなく、出席者全員に喜ばれるお料理を、選ぶことができますように。 本当に難しいものです…。  ※本文中の内容は、  事実に基づくフィクションです。  また私個人の意見であり、  それぞれ考え方が異なりますことを、  ご理解ご了承ください。続きを読む

プロフィール紹介・学歴編3

Q&A

結婚披露宴のプロフィール紹介は、限られた時間の中で、素敵な新郎新婦を、より素敵に紹介することが、一番の目的です。 そのために、・どこを・どこまで・どのように紹介するかが、重要なポイントとなります。 中でも「学歴」を、ほどよく紹介するのは、簡単なようで難しいものです。 前回に引き続き、よくあるご質問にお答えいたします。今回は【学歴編 Part3】Q.自分は高卒、相手は大学卒なので、 コンプレックスを感じています。 学歴は言いたくないのですが、 どうしたら良いですか? Answer学歴の差については、気にする人、気にしない人、両極端です。 気にする人にとっては、かなり深刻な問題となります。 「コンプレックス」や「プライド」に関するお悩みは、根がとても深いものです。 新郎より新婦の方が高学歴の場合、特にその傾向が強いように思われます。 また、本人は全く気にならない場合でも、相手(新郎または新婦)や、両親・親族の想いも考慮する必要があるため、ふさわしい解決方法が見つけにくいのです。 とは言っても、方法は2つしかありません。 1、気にせず、ありのまま紹介する2、学歴は、紹介の中から全て外す  (→職歴から紹介する) ただし、2、は1つだけ問題があります。 新郎「学歴は紹介したくない」新婦「どうしても自分の学歴は紹介したい」 このように、二人の意見が異なる場合です。 一方だけを紹介するとなると、バランス的におかしい…と言うより、なぜ新郎側だけ紹介しないんだろう?と、出席者が疑問に感じる可能性があります。 それでも良いと言う場合には、新婦だけ学歴を紹介するのも、有りだとは思います。 もし折り合いがつかない場合には…? 喧嘩が始まります。 いや、冗談ではないんです。あまり大きな声では言えませんが、言い争いになってしまうことも珍しくない。本当です…。 そこで!〈私のオススメ解決法〉・プロフィール紹介の際には、 新郎新婦共に、学歴は紹介しない。・違うシーンでとり入れる。 つまり、プロフィール紹介という場面で、伝えることができなかった部分は、どこか他のシーンで補うということです。 この場合であれば、新婦側の大学名や大学時代の話を、例えばお色直し退席シーンなどで、さりげなく紹介する手段です。 組み込める場所は色々と考えられます。 花束贈呈時の、ご両親へのお手紙に、エピソードの一つとして、加えることもできるかもしれません。 何れにしても、 お互いに張り合うのではなく、相手に寄り添う気持ちが、大切であり、必要なのだと、私は思います。 くれぐれも、喧嘩になりませぬよう、平和的解決をお祈りしています。   ♡ 3回に渡り、「学歴」のご紹介について書いてみました。 【学歴編1】は、こちら学校名や、入学・卒業年などは、全てきちんと紹介した方が良いのですか? 【学歴編2】は、こちら学歴に「中退」や「浪人」などがある場合、どのように紹介すべきですか?    ♡ プロフィール紹介に関しては、ご質問・お悩みが多いため、また、どこかで書いてみたいと思います。 次は【職歴編】を予定しています。 尚、本文に記載いたしました内容は、私個人の意見でありますことを、ご理解・ご了承くださいませ。続きを読む

プロフィール紹介・学歴編2

Q&A

結婚披露宴で必ずおこなわれるプロフィール紹介。 新郎新婦を知っていただくために、とても大切なものであり、お悩みもたくさん寄せられます。 前回に引き続き、よくあるご質問に、お答えしたいと思います。 今回は【学歴編 Part2】Q.学歴に「中退」や「浪人」などがある場合、    どのように紹介すべきですか? Answer色々な意味で、お気になさる方が多い事案です。 特に「中退」に関しては、「途中でやめる」というイメージから、「結婚披露宴の場にはふさわしくない」という印象をお持ちの方もいらっしゃいます。 気になるようでしたら、「◯◯中退」を「◯◯入学(進学)」又は「◯◯を経て」とされるのが良いのではないかと思います。 浪人は「卒業年」「入学年」を言わなければ、誰にもわかりませんので、特に触れなくても全く問題ありません。 一方、 「特別な理由」があり、あえて紹介したい場合も、勿論あることと思います。 例えば… 「本格的な音楽の勉強をするため、大学中退を決意し、海外に渡った」 「自分のやるべき事を見つけるため、1年間浪人して、様々な仕事を実際に体験してみた上で、進学する大学を決めた」など。 このように、中退や浪人したことに、強い想いや意思などがある場合には、あなたのお人柄をわかっていただく上でも、紹介した方が良いかもしれません。 ただし、上記のように、「中退」「浪人」という、ストレートな言葉ではなく、別の表現方法を用いることにより、その印象もよりアップすることでしょう。 高校を中退された新郎に、「◯◯高等学校を、 2年生の時に、 優秀な成績でご卒業された…」そう紹介して欲しいと言われたことがあります。「絶対にウケると思うんです!」と。 ですが結局は、新婦の猛烈な反対により、「◯◯高等学校を経て◯◯会社にご入社…」と、ご紹介することとなりました。 ウケ狙い…ご友人だけの集まりなら、それも良いかもしれません。 しかしながら、上司や親族も出席されている場合には、慎重な判断が必要です。 相手(新郎または新婦)や、ご両親への配慮もお忘れなく。 付け加えると、「中退」を「卒業」と偽るなど、ウソはつかない方が賢明です。 その後のスピーチ内容と辻褄が合わない…そんな心配があるからです。 事実は変えずに、あなたにふさわしい表現方法・紹介方法を、探してみてください。    ♡ 次回は【学歴編Part3】自分は高卒、相手は大学卒なので、コンプレックスを感じています。学歴は言いたくないのですが、どうしたら良いですか?というご質問について、お答えいたします。    ♡ 【学歴編Part1】は、こちら学校名や、入学・卒業年などは、 全てきちんと紹介した方が良いのですか? 尚、本文に記載いたしました内容は、私個人の意見でありますことを、ご理解・ご了承くださいませ。続きを読む

プロフィール紹介・学歴編1

Q&A

披露宴で必ずおこなわれるのが、新郎新婦のプロフィール紹介です。 ご披露宴の開会直後、もしくは、開会→ウエルカムスピーチの次におこなわれるのが、一般的です。 司会者からの紹介が多いようですが、ご出席者にご紹介いただくケースや、VTRを使用する場合もあります。 中には、ご自分たちでおこなう新郎新婦も…。 また、ご媒酌人を立てる場合には、ご媒酌人にご紹介いただきます。 このように、スタイルは様々ですが、主役のお二人を紹介しないということは、まず、ないでしょう。 それだけに、その内容に頭を悩ませている人も、多いのが事実です。 その中から、よくあるご質問に、お答えしていきたいと思います。 今回は【学歴編 Part1】 Q.学校名や、入学・卒業年などは、   全てきちんと紹介した方が良いのですか?Answer結論から申しますと、「あなたが聞いて欲しい部分」「お客様が興味を抱くであろう部分」だけで良いと思います。 仮に私が、K幼稚舎出身だとしたら、「言いたい!」って思います。 でも、実際には近所の幼稚園でしたので、あえて言う必要もないと判断します。小学校・中学校も、同様です。ごくフツーの公立学校ですから、特に言うまでもありません。 高校名や大学名については、「知って欲しい人」「知られたくない人」がいます。知って欲しい場合には紹介し、知られたくない場合には、「高校(大学)を卒業後…」で、全く問題ありません。 入学年月・卒業年月については、細かく丁寧に紹介しても、お客様はあまり聞いていないものです。 現在、国内ではほぼ、卒業は3月・入学は4月であるため、◯◯年3月◯◯中学校卒業◯◯年4月◯◯高等学校入学◯◯年3月◯◯高等学校卒業◯◯年4月◯◯大学入学◯◯年3月◯◯大学卒業このように全部紹介すると、ちょっと重たい感じがします。 ですから、重要なところだけ、もしくは、最終学歴のところだけで十分だと、私は思います。 限られた時間の中ですので、必要ないところを省くことも重要です。 また、たくさんの事を詰め込み過ぎてしまうと、一番聞いて欲しい事、肝心な話が、伝わりにくくなってしまいます。 就職活動などで提出する、「履歴書」ではありませんので、シンプルな方が良いのではないでしょうか。   ♡ 次回は【学歴編Part2】「中退」や「浪人」などがある場合、  どのように紹介すべきですか?というご質問について、お答えいたします。 尚、本文に記載いたしました内容は、私個人の意見でありますことを、ご理解・ご了承くださいませ。続きを読む