当日の欠席、どう伝える?
ハプニング出席予定だった結婚式・披露宴に、出席できなくなった。 そういうこともあります。人間だもの…。 ・本人の体調・家族の体調・仕事の都合 急に出席できない状況になることだって、無きにしも非ず。出席したい気持ちはやまやまだけど、どうしても行かれない…。 それが数日前ならまだしも、「当日」だった場合、どうしたら良いのでしょうか…? 伝え方によっては、その後のお付き合いに、影響を与える可能性さえあります。 「えーっ?何で?? ひどーーーーーいっ!!!」新婦の声が響き渡りました。 せっかく幸せな気持ちでいた新郎新婦を、もの凄く怒らせてしまった、その伝え方とは?結婚式当日、会場や衣装の都合によって異なりますが、挙式の後、ご披露宴までの間に、新郎新婦には、進行の最終チェックと、ご祝電の確認をしていただきます。 その日は、ご親族の控え室でおこないました。 ♡ 挙式を済ませ、緊張からちょっと解放された新郎新婦は、ご親族の皆様と写真撮影などなさりながら、和やかにお過ごしになっていました。 そんな中、進行確認を済ませ、新郎新婦に、ご祝電をお見せしました。 「えーっ?何で?? ひどーーーーーいっ!!!」 新婦の声が響き渡ったのは、その時でした。 隣にいらした新郎も、新婦の手元を覗き込み、それを目にした途端に、「何だこれ?おかしくないか?」怒った顔で、そうおっしゃいました。 実はこの祝電、出席してくれるはずの、新婦ご友人からのものでした。 ご出席されていても、祝電を贈られる方は珍しくありません。 しかし、この祝電の文面はというと… 「ご結婚おめでとうございます。 せっかくご招待いただきましたのに、 出席できずに申し訳ございません。 お二人の未来が素晴らしいものでありますよう お祈りいたします。」 新婦から、「これって、『欠席』ってことですよね?」と、尋ねられ、「そのようですね…」としか答えられませんでした。 かなりショックを受けているご様子でした。 もしあなたが、当日になって出席できなくなったら、新郎新婦にどのように伝えますか? もしあなたが、新郎新婦の立場だったなら、どのように伝えて欲しいと思いますか? もしかして、「連絡したんだから、 これで良かったんじゃない?」そう思う方もいらっしゃるでしょうか…? 確かに、連絡しないより、した方が、はるかに良いのは明らかです。 しかしながら、お席もお料理も引き出物も、すでに用意されているのです。 何より、仲の良いご友人が、お祝いに駆けつけてくれることは、心から嬉しく、会えることも楽しみにしていたはず。 大切な友人の結婚式を、突然欠席するからには、特別な事情があったことは理解できます。 でも、NTT東日本の文例そのままの電文からは、欠席の理由や事情も、友人の想いも、全く伝わってきません。 新郎新婦が祝電を目にしたタイミングも、披露宴開始直前です。 他に何か方法はなかったのでしょうか? ♡ 何の事情があったのかはわかりません。急を要する理由だったのかもしれません。 しかしながら、NTT東日本に連絡し、祝電の手配をする余裕があったのなら、まず、新婦に直接連絡を入れた方が、良かったのではないでしょうか。 ただし、メールや留守番電話の場合には、披露宴がお開きになるまで、確認できない場合もあります。 ですから、本人に電話が繋がらない時には、なるべく早く式場の方に連絡し、・ご欠席されること・簡単な理由・新郎新婦へのメッセージをお伝えになることが、最良の方法ではないかと私は思います。 大切な友人の、大切な日。たとえ出席できなかったとしても、新郎新婦が最高の一日を過ごせるよう、温かな心で、祝福してあげてください。 ♡ 今回は、「当日」のご欠席について書きました。 日数に余裕がある場合には、対処法も異なりますので、ご注意ください。 ※ 本文に記載いたしました内容は、 私個人の意見であり、 新郎新婦との関係や、 会場によっても異なる可能性があります。 ご理解ご了承ください。 尚、本文中のエピソードは、 事実に基づいたフィクションです。続きを読む