やるべきか?やらざるべきか?
余興一般の方が意外と知らないこと… それは、結婚式やパーティーなど、どこかで何かを行う際には、そこに、たくさんの業者が関わっているということです。 と言っても、見積書や請求書は、ホテルや結婚式場などが、統括してくれますし、内情を知っていようといまいと、特に問題がないように思われます。 しかし、思わぬところで、悩みのタネとなってしまう場合もあるのです。 こんなことに、気づいていましたか?ある新郎新婦との、進行についての打ち合わせ。 仲の良いご友人が、ピアノを弾いてくれることになった、そうお聞きしました。 プロではありませんが、幼い頃から習っているため、ぜひ弾いてあげたいとの、お申し出があったそうです。 ピアノのご使用料についてお話すると、「えーっ?」と驚いて、しばらく黙り込んでしまいました。 もともとそのご披露宴に、BGMなどとして、ピアノの演奏が入っている場合には、同じピアノを使えば良いため、特にご使用料はかからないでしょう。 しかし、そうでない場合には、そのご友人の演奏のために、わざわざピアノを調達することとなり、ご使用料が発生します。 料金については、会場によって、かなり差があることと思いますので、具体的な金額は差し控えますが、ピアノは調律のこともあるため、そのご使用料も、決してお安くありません。 その新郎新婦は、演奏を依頼するのではなく、ただピアノを借りるだけなので、特にお金などかからないと、思っていたのだそうです。 弾いてくれるのは1曲。そのたった1曲のために◯万円。でも、友人の気持ちは嬉しいし…。 それに、もしやめるとしても、友人に何とお断りしたら良いのか…? 悩まれるのも無理はありません。 結局その新郎新婦は、使用料を支払って、ご友人に演奏していただきました。 ♡ このケース、決して珍しいものではありません。 ピアノ以外にもあります。 ・カラオケ結婚式場では、あらかじめカラオケの装置が、準備されているところもあり、使っても使わなくても、お金がかからない、もしくは、あらかじめ料金に含まれている、というところもあります。 ホテルの場合には、ご希望がなければ、基本的に準備されていないところの方が、多いと思われます。 ・ビデオなどの上映近年、映像を作ってくれるご友人も、少なくありません。 その際に必要となるのが、スクリーンやプロジェクターです。 これもかなりの金額になることが予測されます。 その他、例えマイク1本、譜面台1台にしても、倉庫からちょっと出してくれば良い、という簡単なものではありません。 一つの宴席には、多くの業者が関わっているからです。 ですから、何を使用するにも、料金が発生する可能性が大きいのです。 せっかくのお祝いの気持ちも、思わぬことで、新郎新婦を悩ませているかも知れません。 このような裏事情は、新郎新婦のみならず、余興を企画してくれる出席者の方々にも、ぜひ知っておいて欲しい…そう思います。 ※本文の内容は、ホテルや結婚式場によって、大きく異なる可能性があります。実際に行われる会場に、必ず確認をお願いいたします。続きを読む