結婚披露宴でおこなわれる、
新郎新婦のプロフィール紹介。
お二人の馴れ初めについても、
必ず紹介されることと思います。
そんな中で、
「出逢いは知人の紹介」というケース、
かなり多いものです。
知人って一体、
誰のことなのでしょうか?
自分の生い立ちを紹介されるのって、
結構照れ臭いもの。
特に二人の馴れ初めについては、
両親や親戚、上司などもいる手前、
・あまり詳しく言いたくない
・本当のことは言いたくない
そう思ってしまうものでもあります。
そんな時に便利なのが、
「知人の紹介」という言葉。
ですから、
この「知人の紹介」には、
幅広い意味が含まれているものなのです。
ケース1「お見合い」
本当に「知人の紹介」で、
出逢ったケースです。
友人でもない…
親戚でもない…
紹介してくれた人との関係性を、
うまく表現することができない、
そんな場合に使われるのが
「知人」という言葉です。
また、
「母の友達の友達のまたその友達」とか、
「友人のお姉さんの知り合いの妹」とか、
関係性がとても複雑な場合もあります。
聞き手が理解しにくい、
そこまで説明する必要はない、
そんな場合にも「知人」という言葉を
使用することになります。
ケース2「結婚相談所」
結婚相談所など、
業者や専門家の手を借りたケースです。
利用している人は限りなく多いのに、
「結婚相談所で出逢いました」
そう紹介するケースは、極めて希です。
結婚に対して必死だった、
そのような印象を与えたくないと、
思うからでしょうか。
おかしいことでも、
悪いことでもないのに、
知られたくないと感じている人が、
意外と多いようです。
ケース3「お見合いパーティー」
結婚相手と出逢うことを目的としたもので、
婚活パーティーとも言われています。
知られたくないという理由は、
結婚相談所のケースと同様です。
ただ、1対1ではないためか、
結婚相談所以上に、
気にする人が多いようです。
ケース4「合コン」
お見合いパーティーと、
類似しているのがこの「合コン」。
これだけ合コンがおこなわれている時代、
合コンで知り合って結婚というのは、
ごく自然なことだと思われます。
しかし、世代などによっては、
あまり良いイメージを持っていない人が、
いることも否定できません。
ですから特に女性は、
軽い女に見られるのでは?などと、
誤解をされてしまうことに、
不安を抱く人が多いようです。
ケース5「インターネット」
インターネットでの出逢いには、
色々なものがあります。
フェイスブックなどのSNS、
婚活サイト、
出会い系サイト…etc
その中でも特に、
出会い系サイトで知り合った人は、
偏見を持たれるのではないかと、
心配している人が多いようです。
♡
1お見合い
2結婚相談所
この二つに関しては、
「知人の紹介」と言えるでしょう。
3お見合いパーティー
4合コン
この二つに関しては、
誰かが企画して開催されるものであるため、
企画してくれた人を「知人」とすれば、
「知人の紹介で出逢った」と、
言えるのかもしれません。
5インターネット
SNSやサイトも、
誰かの手によって運営されているため、
解釈の仕方によっては、知人の紹介と、
言えなくもないのかもしれません。
♡
プロフィール紹介では、
言いたくないことは言わなくていい、
何でも包み隠さず言う必要はない、
そう思います。
ただし、
気をつけなくてはならないのが、
出席者によるスピーチです。
スピーチをする人が、
出逢いについて真実を知っている場合には、
そのことをスピーチに取り入れる可能性が、
高いと考えられます。
先ほど説明した通り、
1〜5、全てのケースで、
「知人の紹介で出逢った」と言っても、
嘘はついていないことになるでしょう。
しかし、
3〜5については、
極めて微妙な表現です。
つまり、
表現の違いによって、
プロフィール紹介とスピーチとで、
辻褄が合わなくなってしまう危険がある、
ということなのです。
例えばスピーチで、
「新婦はあの合コンで、
圧倒的な人気を集めていました」
「結婚相談所で素敵な人と出逢えた、
そう報告を受けた時は、
自分のことのように嬉しかった…」
このように、スピーチによって、
隠していたことが露見してしまう
可能性があるのです。
そうすると
「さっきのプロフィール紹介では、
知人の紹介って言ってたよね?
あれって合コンのことだったんだ」
かえって隠したいことが、
強調されてしまうことだってあり得ます。
♡
一生に一度の大切な日、
バレたら嫌だな…そんなドキドキは、
したくないものです。
ですから心配や不安がある時には、
・表現方法を変える
・スピーチをしてくれる人と
すり合わせをする など、
対策を考える必要もあるということを、
ぜひ知っておいて欲しい…そう思います。
※本文中の内容は、
出逢いの手段について意見や否定を
しているものでは決してありません。
誤解なきようお願いいたします。