披露宴では、
新郎側・新婦側のバランスを、
気にする人も多いようです。
・出席者の数
・プロフィール紹介
・主賓祝辞
・スピーチ・余興の数
などなど。
果たして、
バランスって、
どこまで重要なのでしょうか?
そして出席者は、
どこまで気にしているのでしょうか?
今回は、
出席者数のバランスに、
注目してみたいと思います。
「バランス」
あなたは、気になりますか?
バランス問題で、
最初に発生するのが、
「出席者の数」でしょう。
招待状をお送りする時点で、
頭を悩ませている人が、
大勢いるようです。
新郎側と新婦側の出席者、
その数合わせは不可能に近いケースも、
珍しくありません。
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【家族・親族の数】
例1
父 一人っ子
母 一人っ子
祖父母の出席無し
このケースでは、
身内の参加は両親2人だけになります。
親族無しということです。
例2
父 3人兄弟
母 3人姉妹
兄 妻と子供3人
姉 夫と子供3人
祖父母2×2=4人
このケースの場合、
上記だけで16名になります。
そこに、
両親の兄弟姉妹と配偶者を合わせると、
24名になるわけです。
もしも、
例1の人と、
例2の人が、結婚したとしたら…
両親・親族の出席者は、
2名 VS 24名というわけです。
更にその家系のしきたりによって、
従兄弟とか、
祖父の兄弟とか本家とか…
招待しなくてはならない親族は、
限りなく増える可能性もあります。
少ない方に合わせた場合は2人です。
例2の祖父母も兄弟も、
出席できないことになります。
♡
【仕事関係の出席者数】
新郎新婦ともに、
一般的な会社に、
正社員として勤務している場合は、
比較的バランスが取りやすいでしょう。
しかし、
・どちらかが経営者、
・どちらかが契約社員やフリーター、
・フリーランサーなど特殊な職業、
・新婦はすでに寿退社、
などの場合は、
バランスを取るのがとても困難です。
職種によっても、
関わっている人の数に、
かなりの違いがあるはずですから、
出席者数にも当然影響します。
♡
【友人の出席者数】
ごくわずかな友人と、
深くお付き合いしている人もいれば、
広い交友関係をお持ちの人もいます。
遠方出身の人は、
宿泊費・交通費の負担を考えると、
招待できる数に、限りもあるでしょう。
親族や仕事関係よりは、
人数を合わせやすいかもしれませんが、
最も出席して欲しいのは、やはり友人。
そう考えると、
少ない方に合わせるのも、
難しい気がします。
♡
【両親知人の出席者】
両親が、
地元の有力者、
会社経営者などの場合、
両親関係の招待者も加わることが、
少なくありません。
これも、
両家、数を合わせるのは、
難しいことが推察されます。
などなど…
♡
そもそも、
招待者のバランスに拘っているのは、
誰なのでしょうか?
新郎新婦?
両親?
親族?
出席者?
新郎・両親・親族は、
体裁とか見栄とか、
そのような理由から、
気にする人も多いかもしれません。
では、
出席者はどうなのでしょう?
例えば、
あなたは席次表を、
どうご覧になりますか?
新郎側の出席者何人、
新婦側の出席者何人って、
数えますか?
出席者の肩書き、すごいなあ〜、
出席者300名、豪華だなあ〜、
そういう風に思う人は、
多いかもしれません。
でも、
出席者のバランスに注目する人は、
あまりいないのではないでしょうか?
そもそも、
(手作りのものは別として)
一般的な席次表の場合、
全く見ていないという人も大勢います。
つまり、
一般の出席者は、
両家のバランスについて、
あまり気にしていないのでは、
ないでしょうか?
それよりも、
人数調整のために、
仲の良い友人に出席して貰えなかった、
呼びたくない人まで招待することになった、
そういうことの方が、
残念だと思いますし、心配です。
♡
どうしても気になる人は、
席次表の
「新郎友人」「新婦友人」などの記載を、
新郎・新婦の文字を取り除き、
どちらも「友人」とするだけで、
問題が解決する場合があります。
招待したい人、
出席したい人が、
ちゃんと参加できることが、
後悔の無い、
素敵なご披露宴になる、
第一歩なのではないかと私は思います。
※本文中の内容は、
一般的な披露宴に対する私個人の意見であり、
立場や境遇によって見解が異なりますことを、
ご理解・ご了承ください。