挙式と言って思い浮かぶのは、
・キリスト教式
・神前式
このどちらかではないでしょうか。
ホテルや結婚式場では、
上記二つが主流となっています。
・仏前式
この場合は、
新郎・新婦どちらかの、
先祖代々のお墓がある菩提寺、
または、
その宗派とゆかりのある寺院にて、
執り行われます。
その他、
自宅に僧侶を招き、
仏壇の前で行うこともできます。
ホテルや結婚式場でも、
仏前挙式が可能な場合がありますが、
現時点で、
受け入れ体制が整っているところは、
少ないと思われます。
そしてもう一つ、
・人前結婚式(人前式)
という挙式スタイルがあります。
今回は、
人前式に関するご質問に、
お答えしたいと思います。
あなたは人前結婚式を、
どこまでご存知ですか?
Q.人前結婚式(人前式)って、
どういうものなのですか?
A.
一言で言えば、
読んで字のごとく、
人の前で行う式のことです。
つまり、
神様・仏様の前ではなく、
出席者の前で出席者にお誓いするのが、
人前結婚式(人前式)になります。
Q.どこでおこなうのですか?
A.
場所についての決まりはありません。
使用可能なところであれば、
どこでもおこなうことができます。
しかし、
そのあとの披露宴を考えると、
ホテル内・結婚式場内や、
その敷地内(ガーデンなど)で、
おこなうケースがほとんどでしょう。
Q.他の挙式スタイルと比べて、
良いところはどこですか?
A.
☆宗教・宗派を問わない
新郎と新婦が異宗教ということも、
珍しくありません。
ご親族や出席者の中にも、
宗教が違う人がいることでしょう。
熱心な信者でなければ、
大した問題ではないかもしれませんが、
異宗教の儀式には、
参加できないという宗教もあります。
人前式は、無宗教なので、
新郎新婦で対立することもなく、
また、どなたにも参加していただけます。
☆リーズナブル
会場や内容により異なりますが、
低価格、もしくは、
費用がかからない場合もあります。
☆たくさんの人に立ち会ってもらえる
神前式や仏前式の場合、
一般的に、親族のみでおこないます。
キリスト教式は、
親族以外も参加できますが、
人数制限を設けているところも、
数多くあります。
人前式には人数制限がありませんので、
会場の広ささえ確保すれば、
全員参加していただくことができます。
☆オリジナルプログラムを組める
通常の挙式は、
決められたプログラムによって、
式が進行します。
つまり、型どおりということです。
それに比べて人前式は、
お二人だけの、オリジナル挙式に、
することができるのです。
Q.どのように進行するのですか?
A.
新郎新婦のお好みで進行できるため、
特に決まりはありませんが、
一例を記載しておきます。
開式
司会者より開式の宣言をします。
↓
新郎新婦入場
新郎新婦お二人での入場以外に、
キリスト教式のように、
新郎が先に入場し、
新婦はお父様のエスコートにより、
入場することもできます。
↓
高砂席に到着
↓
誓いの言葉
新郎新婦が、誓いの言葉を、
声を揃えて読み上げます。
新郎が代表して読み、
新婦は自分の名前のみ、
読み上げるケースもあります。
↓
結婚指輪の交換
1新郎から新婦へ
2新婦から新郎へ
交換が済んだら、
皆様にお披露目して、
写真撮影をしていただきます。
↓
誓いのキス
写真撮影してくださる方に、
あらかじめ近くにお越しいただきます。
一瞬のことなので、
撮影準備が整うまで待ちましょう。
ご両親や上司が見ている前で、
誓いのキスとはいえ、
キスすることに抵抗を感じる人も、
少なくありません。
ただし、洋装の場合は、
ベールアップの必要があります。
誓いのキスに抵抗がある場合には、
ベールアップのみおこないます。
↓
婚姻届 または
結婚証明書に署名
保証人や立会人代表にも、
証明してもらうケースもあります。
記入が済んだら、
皆様の方に向けてお見せします。
写真撮影もしていただきましょう。
↓
立会人の承認
立会人(ご出席者)全員に、
新郎新婦の結婚を、
承認していただけるかお尋ねします。
承認の意思表示は、
通常、拍手でおこないます。
↓
閉式
司会より閉式宣言
↓
新郎新婦退場
披露宴中に人前式をする場合には、
新郎新婦は退場せず、
そのまま、
披露宴の開宴につなげます。
以上、
一般的な進行を、
ご紹介させていただきました。
♡
和装の場合は、
三々九度を取り入れる方も多く、
新郎新婦のみならず、
ご出席の方にも、とても喜ばれます。
♡
プランナーさんや司会者にご相談の上、
お二人らしい人前結婚式を、
企画してみてはいかがでしょうか?
※会場によっては、
進行に制約があったり、
進行が決まっている場合もあります。
また、
人前式がおこなえない会場もあります。
必ず、それぞれのホテル・式場に、
直接お問い合わせください。