妊娠がわかった時、
結婚式、やるか?やらないか?
結婚式、いつやるか?
妊娠を、報告するか?しないか?
前回まで、
そのようなお話をしてきました。
今回は、
出席者に妊娠報告をしない場合、
つまり、
妊娠を内緒にする場合の、
心配や注意点について、
お話したいと思います。
最近はマタニティウエディングが、
珍しいことではなくなったため、
どの会場でも、
受け入れ態勢が整ってきました。
マタニティドレスも、
豊富に取り揃えられており、
お腹の膨らみが目立ちにくいものや、
身体に優しい作りのものを、
選びやすくなったと言えるでしょう。
しかし、
報告しない…そう決めた場合でも、
結局わかってしまった、
そんなケースも少なくありません。
当日になってみないと、
また実際に、
挙式・披露宴をおこなってみないと、
何が起こるかわかりませんが、
ある程度予測できることもあります。
トラブルなどを、
回避、あるいは最小限にするため、
知っておいた方が良いことがあります。
そして本人が気を付けるだけでなく、
事前に妊娠の報告を受けている人も、
温かな配慮や協力が必要です。
あなたはこんなところに、
気付くことができますか?
まず絶対にお願いしたいこと。
会場のスタッフには、
必ず正直に話してください!
当日、途中で具合が悪くなり、
初めてその事実を知らされた…
そういうケースもあります。
知っていれば、
少しでも快適に過ごしていただけるよう、
細やかに気を配ることができます。
また、途中で何かあっても、
それなりに対処できます。
妊娠を隠したい場合にも、
その旨きちんと伝えてください。
ご両親にもまだ報告できていない、
そのような方の場合には、
特に注意が必要です。
会場のスタッフは、
秘密は必ずお守りします。
安心して打ち明けてください。
祝辞(スピーチ)に、注意!
結婚式ではご懐妊を公表しなくても、
身近な人にだけは、
事前に報告している場合があります。
知っていれば当然、
そのことに対してのお祝いを、
祝辞に取り入れるのが普通です。
祝辞で言われてしまった言葉は、
取り消すことができません。
ですから、
祝辞をお願いしている人には、
妊娠・出産については触れないよう、
前もってお伝えください。
しかしながら、
口止めしておいたとしても、
つい、うっかり…ということも、
なきにしもあらず。
直前にもう一度、
念押ししておいた方が安心です。
祝電の電文に注意!
祝電をいただいた場合には、
祝電披露をおこないます。
そのため、
お名前の読み方や、
読む順番などを、
事前に確認していただくはずです。
その際に、
お名前や読む順番だけでなく、
本文の内容までチェックしてください。
「もうすぐママになりますね…」とか、
「元気な赤ちゃんを…」とか、
妊娠・出産に関することが、
書かれている可能性もあります。
プロ司会でしたら、
祝電披露の際に、
違う文章に入れ替えたり、
その部分を他の言い方に直したりと、
臨機応変に対処するはずですが、
万が一ということもあります。
ご友人など、
プロでない司会者の場合には、
そこまで気が回らないということも、
大いにあり得ます。
必ずチェックして、
適切でない電文があれば、
その旨、司会者に伝えましょう。
飲酒に注意!
披露宴中には、
お客様がお酒を注ぎに、
高砂席にお越しになることも、
珍しくありません。
新郎のみならず、
新婦に飲酒を勧める人も、
多いでしょう。
でも、
妊娠していることがバレないようにと、
飲んでしまわないように。
ちょっと口をつけるだけ…といっても、
全てのお客様に対応していたら、
飲酒同様になってしまいます。
妊娠中の飲酒は、
胎児にとっても危険です。
妊娠していない新婦でも、
写真撮影のことを考え、
顔が赤くならないようにと、
お酒は口にしない人も多くいます。
つまり、
アルコールを飲まないからといって、
ご懐妊を疑われる心配はありません。
足元には、
お酒を捨てるための入れ物が、
用意されていることと思います。
(念のため確認してください)
その場の勢いや雰囲気で、
お酒を飲んでしまわぬよう、
くれぐれもお気をつけください。
会場は禁煙に!
何も言わなくても、
会場内は禁煙となっているところ、
多くなりました。
しかし、
喫煙OKのところも勿論あります。
言うまでもなく、
タバコの煙は、
胎児に悪影響を及ぼします。
妊娠初期の場合には、
つわりの症状を悪化させることも、
予測できます。
会場内が喫煙可能で、
喫煙者が多い場合には、
煙の影響はかなり大きいものと、
なってしまいます。
ですから、会場内は、
必ず禁煙にしてもらいましょう。
妊娠していなくても、
タバコの煙を嫌がる人が多い時代。
禁煙にしたことで、
妊娠を疑われるようなことは、
まずありません。
くれぐれも、
我慢しないようにしてください。
♡
マタニティウエディングの場合、
周りの人が気遣ってあげること、
思いやりの気持ちがとても大切です。
妊娠の報告を受けている人から、
披露宴のスピーチを頼まれた際、
妊娠・出産の話題を入れて良いか、
確認するのも思いやりです。
祝辞の際に、
着席を促してあげるのも…
祝電を送る場合、
電文に注意することも…
どうか温かな気持ちで、
新郎新婦を祝福してあげて欲しい、
そう思います。
♡
万全を期したつもりでも、
100%ということはありません。
誰かから、
予期せぬ形で漏れてしまうことも、
ないとは言えません。
しかし、
もしそのようなことになっても、
悪気があってのことではないということ、
それだけは理解してあげてください。
♡
当日は、
挙式からご披露宴会場、
会場から美容室や写真室など、
移動距離も長く、
思っているより運動量が多くなります。
また、ご出席者への心配りなど、
気を遣うこともたくさんあります。
妊娠をしていなくても、
心身ともにかなり疲れるものですから、
妊娠していれば、なおさらのこと。
事前に予測できる心配は、
なるべく取り除いておき、
当日はゆったりした気持ちで、
楽しくお過ごしになれますように。
途中、ご体調の変化があった場合には、
決して我慢せず、
いつも近くにいる介添え(花嫁係)に、
必ずお声をかけてください。
そして、
当日までの体調管理にも、
十分お気を付けください。
♡
事情により内緒にしているだけで、
ご懐妊そのものは、
とてもおめでたいものですし、
生命の誕生は素晴らしいことです。
胎内記憶がある…、
そんな話も聞きます。
新郎新婦そして、
お腹の赤ちゃんにとっても、
よき思い出となる、
素敵な挙式・披露宴になりますよう、
心よりお祈りしております。
前回、前々回の記事も、
併せてお読みください。
↓↓↓
妊娠中の結婚式を、
「やるか」「やらないか」については、
こちらをご覧ください。
出席者への妊娠報告を、
「する」か「しないか」については、
こちらをご覧ください。
※本文中の内容は、私個人の意見であり、
会場や担当者によって、
意見や方法が異なることがあります。
また、体調・環境・ご両親・出席者や、
地域によっても考え方が異なります。
必ず、担当医やご家族にご相談の上、
会場スタッフにお申し出ください。